住まいの実例100Life

家族のアイディアを形にした家

木造一戸建て

家族のアイディアを形にした家

長く暮らしていくことも大切に考えられた住まいでの暮らし

場 所:
東京都練馬区
住い手:
T邸(ご夫婦+お子様1人)

Life

家づくりに対する想いを大切にしているご家族の暮らしとは。
細部までこだわりの詰まった家づくりをされたT様ご家族の暮らしぶりについて伺いました。

ストーリー

「こんにちは~!」と玄関先で迎えて下さったのは、この家に住みはじめて1年になるT様ご夫婦と息子さん。
ご家族の素敵な笑顔に癒されながら、おうちの中に上がらせていたきました。
廊下を進んでいくとすぐに、パっとひらけた明るいリビングに到着!見上げると、大きな吹き抜けの空間がひろがっていました。
「天気が良い日は、あのロフトの天窓からきれいな青空が見えるんですよ」と、ご主人。
この日は曇り空でしたが、天気や時間によって青空や夕焼け空、夜空も楽しめるのだなぁと、想像するだけでとてもワクワクした気持ちになりました。

さて、以前は都内のマンションにお住まいだったというT様。
息子さんの今後の成長のや、ご主人の実家でひとりで生活をしていたお父様との同居も視野に入れ、実家を改修して2世帯で暮らすことを考えたのが、家づくりのはじまりでした。

生まれ育った場所を引き継ぐ

家づくりでは、素材や採光、収納から生活動線まで「こんな家だったらいいのにな」という家族の要望を、一つずつ叶えていくことを大切にされたというT様。
当時、奥様がまとめた住宅写真のスクラップノートや、建築関係のお仕事をされているご主人の描いたプランや模型も今回特別に見せて頂きました。
「私たちが設計に込めた『想い』を大工の秋山さんをはじめ、スタッフの皆さんが的確に酌んで下さり、まさにアイディアをそのまま形にすることができたんです」とお話して下さったご主人。
イメージをかたちにすることは楽しくもあり大変でもありますが、だからこそ素敵な住まいができあがるのですね。
「この家には"実家"としての役割を残しておきたいという気持ちもありました。父は計画の途中で体調を崩し、残念ながらこの世を去りましたが、家が建て替わってもここが私たちの生まれ育った思い出深い場所であることを、大事にしたいと思ったんです」。庭には、ご主人が子どもの頃からあったという立派な梅や枇杷の樹が元気に葉をつけていました。
これからまた家族と一緒に、新しい思い出がつくられていきます。

ご主人が敷地に合わせて丁寧に描いたプラン
ご主人が敷地に合わせて丁寧に描いたプラン
奥様が住宅や生活雑貨の本から集めたスクラップノート
奥様が住宅や生活雑貨の本から集めたスクラップノート

それぞれの部屋

家族3人のそれぞれの個室がある2階。
各部屋をぐるりとつなぐように渡り廊下や、通路を活用したピアノ室があり、家の中を歩くだけでも探検しているような気分になります。
ロフトへと続く階段には天窓があり、外からさしこむ光が白い壁に反射して、1階リビングを自然と明るくしてくれます。

スッキリとした階段
スッキリとした階段
ご主人の部屋
ご主人の部屋
渡り廊下横の本棚。バルコニーへと続きます。
渡り廊下横の本棚。バルコニーへと続きます。
子ども部屋
子ども部屋

動きやすい 生活動線

料理やお菓子作り、手芸や編み物などが好きな奥様。
家事がしやすいようにキッチン周りは回遊しやすく、奥には書類や趣味の道具がひとまとまりになった便利な収納スペースがありました。洗濯機・乾燥機・衣類収納棚が隣り合わせになった、洗濯室の使い勝手の良さも魅力的です。

イニングからキッチン、キッチンから洗濯室、洗濯室から玄関……とつながる回遊性のある間取り。
イニングからキッチン、キッチンから洗濯室、洗濯室から玄関……とつながる回遊性のある間取り。

取材後記

開放感のある吹き抜けのリビングと、天井を低くした落ち着きのあるダイニング、そのバランス感がとても心地良いお住まいでした。
さらに動線や窓の位置も、丁寧に工夫するとこんなにも素敵に快適に過ごせるのだなぁとT様のアイディアに感動しました!(記:広報 吉川)

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