第22話

小泉さんの「小さな空間」③

 5月に入るころ。

新緑がまぶしいi-works2015の庭にも定期的な散水がされ、

とても気持ちのよい季節になってきました。 

 

 

 

「つむじ」の打ち合わせには

造園家の小林賢二さんも加わって
「小さな空間」の周囲の庭についても

計画が進められていきました。

 

 

 

 

 

この頃、「つむじ」の模型には、 

既に完成している「i-works2015」の手前に

3階建の建物と、その奥に小さな建築が。

 

それも、どうやら縦方向に立体的なかたちです。

 

 

 

建物の模型の近くに置かれた緑の色紙にご注目ください。

ここには、「つむじ」の造成工事で出る残土(ざんど)を用いて

「庭の家具」をつくろう!……という小泉さんの声から

計画された「丘」です。

 

 

 

 

つむじ全体の造園デザインを手がける小林さん。

 

先行して完成している「i-works2015」の庭と、

新たに計画が進む「小さな空間」や3階建の建物との

関係性を考えながら、「つむじ」全体の造園のバランスを調和させていきます。

 

 

小さな空間の周りの造園について、小林さんは

 

「観て、食べて楽しめる『日本のハーブ』としての草花を」

 

というテーマを描いていました。これは、

「つむじ」が地域の「食」を伝える場所となっていきたい、

という相羽建設の考えに対する小林さんからの提案でした。

 

 

 

つむじの入り口から進んでいった先に、造園ができて数年後に育つであろう

「雑木」に包まれて、水辺のような清々しい風が通ることを

デザインされた「i-worksの庭」。

 

そこから少し歩いたところにできる

小さな空間のための庭のテーマ
「日本のハーブ」は、そんな二つの場所を対比させるような考え方から

決まったのでした。つむじの敷地を歩いた時、其処此処に異なる表情の

樹々や景色があるーー。
想像するだけでも、なんだか楽しい庭になりそうです。

 

 

 

 

 

(第23話へつづく)

2015.08.28