32回

3階建ドミノのはじまり

 

舎庫の建築とともに、

つむじの第3の建物、「3階建木造ドミノ住宅」の検討も

進められていました。

 

相羽建設が
建築家の野沢正光さんや半田雅俊さん、
構造家の山辺豊彦さんとともに
開発し、多くの住まい手さんとともに
職人さんたちとともに
つくってきたた「木造ドミノ住宅」。

 

 

 

木造で「スケルトン・インフィル構造」を実現し、
二階建であればシンプルな四角い家の
外壁と内部の大黒柱、床のみで構造を支えるため、

室内に耐力壁が必要なくなり、
オープンでダイナミックな空間を
実現することが可能となります。

 

 

 

 

現在では、木造ドミノ住宅の

構造や家づくりのノウハウを学ぶ

「木造ドミノ研究会」という全国の工務店が
参加する団体も運営され、木造ドミノ住宅は

各地の60ほどの地域工務店によって建築が

されています。

 

 

写真は木造ドミノ研究会の事務局長を務める迎川利夫さん。

全国の地域工務店とともに、木造ドミノ住宅をベースにした

これからのあるべき家づくりのかたちを追求しています。

 

 

 

つむじでは、

敷地に建つ最も大きな建物として、
3階建の木造ドミノ住宅を建てることが
プロジェクト初期段階から決定していました。

 

木造ドミノ住宅の「3階建」は

日本でも初めてでしたが、

もう一つの「初めて」の挑戦が今回はありました。

 

 

それは、モデルハウスの設計を

自社の設計部スタッフが担うということ。

実は相羽建設では、過去のモデルハウスは

建築家の伊礼智さんや野沢正光さん、半田雅俊さんなど

社外で協働する建築家による設計で建ててきており、

自社の設計部が計画に参加することは今回が初めて。

 

もちろん、「i-works2015」や「舎庫」の計画に

伊礼さんや小泉さんが参加しているのですが、

つむじプロジェクトで

自社設計の建物を建てるということは

大きなチャレンジだったのです。

 

 

写真は3階建ドミノの検討を行うミーティングでの一コマ。

中央に座っている中村健一郎が、

3階建ドミノのスケルトン設計を担います。

そして今回は、内部のインフィル設計に

家具デザイナーの小泉誠さんが参加することになり、

一つの建物でスケルトンとインフィルを分担するという

新たな試みがはじまったのでした。

 

(第33回へつづく)

2015.09.28