住まいの実例100Life

「ちょうどいい」暮らし心地の家

マンションリフォーム

「ちょうどいい」暮らし心地の家

自然と家族のコミニュケーションがとりやすいマンションリフォーム(メゾネットタイプ)

建物名:
マンションリフォーム
場 所:
東京都世田谷区
住い手:
Y邸(ご夫婦+お子様1人)

Life

新しい生活がはじまって5ヶ月。現在の暮らしぶりをお伺いしました。

ストーリー

Y様ご家族がモデルルーム「あいばこ」を訪れたのは1年前の秋。ママ友から建築家伊礼智さんの書籍を紹介され、相羽建設を知ったことがご来場のきっかけでした。
 当初は、お住まいだったマンションのリフォームをご検討中。そのマンションは元々ご主人が一人暮らしをされていたお部屋だったため、家族が増えたことで少しずつ物も多くなり、協力しながら収納の確保を試みるもののどうしても収まらない。また、床や壁も古くなり、暮らしにくさを感じている……とのご相談でした。
 それからしばらくして、同じマンションの大きな部屋(メゾネットタイプ)に空きが出たのをタイミングよく見つけたY様。「居間を広げたい。子ども部屋は確保してあげたい。じゃあここをリフォームして引っ越そう!」という計画になったのでした。

会話の生まれるダイニングスペース
会話の生まれるダイニングスペース

床は既存の木製フローリングにパイン無垢材を接着張り。廊下の扉はすべて、明るい色の建具に統一されていて、玄関を入ってすぐにやわらかな印象に包まれます。家族の共有スペースである居間は暖かく広々。奥様選りすぐりの小物やグリーン、北欧雑貨などがセンスよくしつらえてありました。

 リフォーム前は床暖房を使用していたというY様ですが、現在は無くても充分、とのこと。「ここ、全然違うんですよ」と奥様に案内され、無垢の床と以前のフローリングが残る階段を触り比べてみると、表面の暖かさの違いに改めてビックリしました。

 収納可能な室内用物干し竿や可動式の照明用ペンダントサポーターなど工夫がいっぱいのY様のリフォームですが、一番の見どころは造作家具。天井まである大きな玄関収納や、洗面台、棚、キッチン。職人さんの手しごとで、幅も高さも物がすっきり収まるように作られています。以前は配膳できるくらいの小さな窓しかなかったというキッチンは、あえて仕切りを無くしたことで一体感が生まれ、広く感じるそうです。「ホントこれいいです!話をするのにのぞき込むのはちょっとさみしい。かといってアイランドキッチンにするほどではない。ある程度の仕切りがあるくらいがちょうどいいんですよ」とご主人。台所にいるときも家族の様子がよく見え、居間からもキッチンに立つ奥様の姿がよく見える……自然とコミニュケーションの取れる距離感が生まれています。

奥様のバイオリン演奏
奥様のバイオリン演奏
木の造作キッチン
木の造作キッチン
洗面スペース
洗面スペース

心地のよい変化

■木への興味■
「以前の暮らしでは、家具も床も"木"という素材を意識して扱っていなかった」と振り返る奥様。今は無垢の木に触れ、蜜蝋ワックスなどでのお手入れを楽しんでいるそうです。年月と共に変化していく無垢材の面白さ。木の色がどう変わるか楽しみ、と笑顔でお話しくださいました。

■暮らしやすさ■
 1階は奥様とお子様、地下のフロアをご主人の個室にと、住み分けをされているY様。思い入れのある品々が多いご主人のお部屋(奥様曰く「魔境」(笑))には、お仕事道具やご趣味のカメラ、本、CDなどがぎゅっとまとめられています。「欲しいものが全部手の届く範囲にあっていいんです」とご主人。奥様はリフォーム計画の中で物に対する考え方が変わったそうで、「ストックはどこに入れよう……」ではなく造作家具に収まるだけの物、それで充分だなと気づいたと言います。「以前は物の多さにイライラしてしまうこともありましたが、今ではスペースの取り合いが無くなり、気持ちも穏やかになりました」とニッコリ。お互いの生活スタイルを尊重しあえるご夫婦の、バランスの良い関係がとても素敵です。

[before] 階段部分が金属の柵だった、リフォーム前のリビング
[before] 階段部分が金属の柵だった、リフォーム前のリビング
[before] 以前はダイニングとキッチンをつなぐ部分は小さな窓があるだけだった
[before] 以前はダイニングとキッチンをつなぐ部分は小さな窓があるだけだった
丸い天板を置けば机にもなるトランポリン
丸い天板を置けば机にもなるトランポリン
使わないときは天井に収納できる室内用の物干し
使わないときは天井に収納できる室内用の物干し
1階子ども部屋
1階子ども部屋
地下のご主人の個室
地下のご主人の個室
1階と地下をつなぐテラスは息子さんの野球練習スペースとして活用
1階と地下をつなぐテラスは息子さんの野球練習スペースとして活用

建物・空間紹介

取材後記

時間や予算が限られる中で、やりたいことがクリアになっていったとお話されるY様。関わった相羽建設のスタッフや職人さんの仕事ぶりに対して「違った角度で支えてくださって有難かった」とのお言葉が嬉しかったです。また、一番最初にあいばこでY様のご相談をお伺いさせていただいた私としても、その後のご家族の心豊かな暮らしを拝見できて幸せでした。今後もお客様の願いに寄り添うことを今一度、胸に刻みたいと思います。
(記:あいばこ 五味)

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