住まいの実例100Life

四季のうつろいと古民具を楽しむ暮らし

木造一戸建て

四季のうつろいと古民具を楽しむ暮らし

建築家 椿千賀子さんとつくる住まい

建物名:
木造一戸建て(建築家と建てる家)
場 所:
東京都東村山市
住い手:
W邸(ご夫婦+お子様1人)

Life

 今回ご紹介するのは、完成から約1年が経つ3人家族のW様の住まい。こちらの家の設計を手掛けた建築家の椿さんと一緒に、ご家族のその後の暮らしぶりを伺いました。

ストーリー

土地探しからはじまったW様の家づくり。「窓から緑の景色を眺められる、落ち着きのある場所に住みたい」――そんな条件で探していた中で出会ったのがこの場所でした。道の向かい側に並ぶ様々な樹々の様子を一目見て気に入り、その日に購入を決めたといいます。「土地が決まるのと同じ時期に"あいらぼ"の家づくりイベントにも参加していたんですよ。展示されていた椿さんの作品がとても素敵だなぁと思っていたら、その後営業スタッフの照美さんから偶然にも椿さんをご紹介頂けたんです」と、当時のきっかけやエピソードを笑顔で振り返るW様。

※あいらぼ…相羽建設とつながる住宅建築家グループ

古民具と手仕事が暮らしを彩る

趣味の古民家めぐりをはじめ、古民具やガラス・陶芸作品を集めるのがお好きなW様ご夫婦。家の随所に趣のある家具や道具が設えられていました。さらにガラス作家さんオーダーメイドの照明や表札、和紙作家さんによる市松模様の壁紙施工……と、色々な手仕事の要素が調和し、家のどこにいても居心地の良さを感じます。

ガラスのペンダントライトは大谷佳子さんの作品
ガラスのペンダントライトは大谷佳子さんの作品

「障子や襖、畳など日本の家に昔からあった空間をつくりたかったんです。気持ちが落ち着きますし、古民具も映えて、置きたくなる。以前住んでいたマンションでは難しかったのですが、ここだと楽しく飾れます」。また、家を建ててから人を招く機会も増えたといいます。「椿さんをはじめ、職人さんや作家さんたちみんなが建ててくれたからこそ、その良さをいろんな方に紹介したいし味わってもらいたいと感じるようになりました。家づくりは暮らしの幅を広げてくれますね」とニッコリ。

玄関収納棚奥の壁紙は柿渋和紙作品(Lasen布施朝子)
玄関収納棚奥の壁紙は柿渋和紙作品(Lasen布施朝子)
ドアにはめ込まれた美しい色のガラス作品(OtaniYoshikoGlass大谷佳子)
ドアにはめ込まれた美しい色のガラス作品(OtaniYoshikoGlass大谷佳子)
時代家具のお店「古福庵」で手に入れた箪笥
時代家具のお店「古福庵」で手に入れた箪笥
同じく「古福庵」で手に入れた火鉢
同じく「古福庵」で手に入れた火鉢

住まいの見どころ

■景色を眺めて過ごす■
 景色を楽しめる窓のあるキッチンや、自然の風が気持ち良いインナーバルコニーなど、外との豊かなつながりを暮らしの中に取り入れる工夫がたくさんありました。お庭にも多種多様な植栽が植えられていて、四季折々の風景を身近に感じられる住まい。

小径のある素敵なお庭(造園デザイン  にしお設計室 西尾春美)
小径のある素敵なお庭(造園デザイン にしお設計室 西尾春美)
料理をしながら外の景色を眺められるキッチン
料理をしながら外の景色を眺められるキッチン
火鉢を持ち込んで食を楽しんだり、本を読んだり。時には瞑想スペースにもなるインナーバルコニー。
火鉢を持ち込んで食を楽しんだり、本を読んだり。時には瞑想スペースにもなるインナーバルコニー。

■おもてなしの空間■
 家づくり当初からの希望だったというサロンスペースと和室。この日は和室でお茶も点てて頂き、日常とは違う特別な気持ちを味わうことができました。さらにヒーリングサロンのオープン。

アロマやオーラソーマを体験できるサロン
アロマやオーラソーマを体験できるサロン
ゆくゆくは茶室にしたいという、薩摩中霧島壁を用いた和室
ゆくゆくは茶室にしたいという、薩摩中霧島壁を用いた和室
可愛らしい千鳥型の襖の引手
可愛らしい千鳥型の襖の引手
美味しい抹茶とお菓子
美味しい抹茶とお菓子

設 計:ツバキハウス 椿千賀子
施 工:相羽建設株式会社
写 真:相羽建設株式会社 広報部

取材後記

 見どころいっぱいのW様の住まい。部屋の一つひとつに心地良く感じる工夫や暮らしに取り入れたくなるポイント、そしてめずらしい古民具がたくさんあってワクワクしました。火鉢で焼いて頂いた、きび餅入りおしるこも格別!サロンスペースではオーラソーマについてもちょこっと教えて頂きとても興味がわきました。
(記:広報 吉川)

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