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多様な職人さんと協働しながら現場を納める大工の仕事

現場の職人

多様な職人さんと協働しながら現場を納める大工の仕事

ゲンバ女子がゆく!こんにちは、職人さん!|第12弾

話し手:
大工
徳武義訓さん

People

あいば女性監督(ひぐち・あそう・こいで)がお送りする職人さんインタビュー企画!大工さんをはじめ多くの職⼈さんが携わっている相⽻建設の家づくり。様々な職人さんたちのお人柄をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、大工の徳武義訓さんです!

今の仕事を始めたきっかけは?

あそう)大工さんになったきっかけはなんですか?

徳武)以前は違う仕事をしていましたが、23歳くらいの時に長く一生続けられる仕事をしたいと考えました。 ものをつくることが向いていると思って、工務店をやっていた義理の兄に相談したのがきっかけですね。最初は設計士になりたかったんですけど「現場に出て大工をやれば木造建築のだいたいがわかるから」と言われて大工からはじめることになりました。それから「その人について教われば仕事をおぼえられるから」って親方を紹介されて。大工仕事を覚えることに一生懸命に日々を過ごしていたら、いつの間にか設計士のことは忘れちゃいましたね(笑)

あそう)最初は大工さんになるつもりではなかったんですね(笑)。ちなみに前は何のお仕事をしていたんですか?

徳武)水泳のインストラクターをやっていました。

一同)へ〜!!

相羽建設の本社にて、取材を行いました
相羽建設の本社にて、取材を行いました

徳武)30歳で義理の兄の工務店から独立して、一人親方としてハウスメーカーなどいろんな会社を渡り歩いていたときに、水道屋の大滝さんに出会ったんです。休憩時間に大滝さんの住まいが小平市とお聞きして自分の家とも近かったので「近隣で良い会社ないですかね?」って話になって、相羽建設を紹介いただきました。

あそう)ハウスメーカーと相羽建設の家の感じは全然違うと思いますが、第一印象はどうでしたか?

徳武)全然違いましたね。最初はいろんな現場を見学させてもらって最後に加工場に寄ったんですけど、大工棟梁の秋山さんがいて「うちの造作材は大工さんが手加工しているんですよ」って言われて「ええ〜!!」ってびっくりして。自分もいろいろ勉強してきたけれど、今まではほとんど既製品でやってきたので自分にできるか不安でしたが「まずはやってみよう!」ってはじめました。あと、OMソーラーのダクトの取り付けも大工さんがやるって聞いて、それも最初は驚きましたね(笑)

仕事へのこだわり

こいで)徳武さんはいつも几帳面にいろいろノートをつけられていますが、仕事をする上でのこだわりはありますか?潤滑にすすめるために意識していることなど教えてください!

徳武)家を建てる時、大工はどの職人さんよりも一番長い時間その家に携わるんですけど、一人でつくりあげるわけじゃなくて、水道・設備・クロス・電気・図面……と、必要なものが全部そろって1軒の家が建つと思っています。自分だけよければいいやって考えにはならないように、みんながやりやすく潤滑に作業がまわって、最後に上手くおさまるように気をつけていますね。みんなでいい仕事して、みんなで稼いで。そんな関係性を築けると良いのかなって。電気屋の根本さんからそういう話を聞いてより一層感じるようになりました。大滝さんにしても根本さんにしても、自分は本当に良い業者さんに巡り会えたなと思います。

こいで)皆さんベテラン職人さんたちですね!

インタビュー担当の現場監督の小出(こいで)と麻生(あそう)
インタビュー担当の現場監督の小出(こいで)と麻生(あそう)

あそう)仕事をしていて達成感や嬉しいと感じる時など、やりがいはありますか?

徳武)仕事をやる上で3つ気をつけていることがあって。1つ目は、お客様に満足して喜んでいただけること。2つ目は、仕事をもらっている相羽建設の皆さんに満足してもらえるように仕事をすること。3つ目は、業者の皆さんの仕事がやりやすくすすむこと。これらの3つが叶ったら、良かったなって満足できますね。

あそう)素晴らしい心がけですね。私たちもその想いを大事に皆さんとお仕事をしていきたいです。

徳武)昔、父親に「人に喜んでもらえるような仕事をやりなさい」と言われて。それが自分の中では根底にあるので、できるだけどんな仕事でもそうしていきたいと思っています。

新築住宅の上棟現場にて。常に、丁寧できれいなお仕事をしてくださいます。
新築住宅の上棟現場にて。常に、丁寧できれいなお仕事をしてくださいます。

一番のあいぼう(道具)は?

徳武)ノミのセットは元々宮大工をやっていた大工さんから頂いたものです。凹凸がある方の玄能は、30歳の記念にお祝いの品として自分で購入したもので、もう一つの玄能は前の工務店の先代社長が使っていたもので、験を担いで柄だけ替えて普段使いしています。コンベックスはステッカーを貼ってコラボ道具っぽくしてみました(笑)

綺麗に手入れされている、あいぼう(道具)たち
綺麗に手入れされている、あいぼう(道具)たち
ドラゴンボールのステッカーを貼ったコンベックス
ドラゴンボールのステッカーを貼ったコンベックス

職人として目指す姿

こいで)これから職人として目指していきたい姿はありますか?

徳武)自分がもっと成長したいっていう気持ちはありますが。自分と同じくらいのレベルの大工さんを育てたいとは思っています。でも、はたしてそれが叶うか(笑)。職人不足もあるので、せめて一人でもいいので後継者として育てられたらと思っています。

こいで)徳武さんらしいお話をたくさんありがとうございました。これからも引き続き現場でよろしくお願いいたします!

Thank you for the interview

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