木の家づくり100Taiken
つくる
手しごとの魅力を体感「手しごとフェスタ」
木と手しごとでつくる「思い出の道具」
- 体験名:
- 手しごとフェスタ2017
- 話し手:
- 相羽建設(株)広報部
伊藤夕歩 - 場 所:
- AIBAワークス
Taiken
「僕たち工務店が家づくりで使っている『木』という素材の魅力や『手仕事』の楽しさを知ってもらいたい!」
――そんな想いからはじまった「手しごとフェスタ」。4回目を迎えた2017年のフェスタのテーマは「思い出の道具」です。
木を感じ、手しごとを体験すること
2017年7月、今年も木と手しごとを体験する真夏のイベント「手しごとフェスタ」でたくさんのご家族とものづくりを楽しむことができました。
今年のフェスタのテーマは「思い出の道具」。子どもたちが日々使う木の椅子や木の時計、楽器やアクセサリー、珈琲ドリップスタンドなど、さまざまな生活道具を、参加されたご家族と、大工さんやスタッフみんなで一緒につくりました。
大工さんと一緒にチャレンジする椅子づくりワークショップ
昨年から、大工さんのお手伝いをしながら「つくる」ことに一緒に参加できるワークショップとして、「大工の手」のこども椅子がラインナップに加わりました。小さな子どもに向けた「こども椅子」と、小学生くらいのお子さんに向けた「学童椅子」。相羽建設では10年以上前から木工教室で「木の縁台づくり」として、建築の端材を活用した椅子づくりをしてきましたが、「大工の手」の子ども椅子はその延長線上にあります。
家具デザイナーの小泉誠さんがデザインした木の家具を大工さんと一緒につくる体験の時間。工務店らしいイベントの風景が生まれました。
新しいワークショップ「木の時計」づくり
夏の恒例イベントとなったフェスタですが、毎年同じ内容ではなく、ワークショップのラインナップも工夫して準備をしています。今年はじめて採用されたのは「木の時計」づくり。
「木の家に飾るならどんな板がいいだろう、せっかくなら時間を示す文字にもこだわりたいよね……」と、現場監督の皆さんが試作を試しながら当日まで準備をしてくれました。
職人さんの仕事場が「手しごとフェスタ」の会場に
会場となったAIBAワークスはふだん大工さんたちが木材を加工したり家づくりの準備をする場所です。その加工場を舞台に、手しごとを楽しんでいただくと同時に、「大工の手」の家具や屋台を設営しています。ワークショップで自分で手を動かして、それからプロがつくる家具に座ったり触れることで、大工さんの技の凄さが肌で分かります。
ワークショップの合間にうれしい「食」のお店
地域の魅力的なお店の皆さんにも「屋台」に出店いただき、会場は楽しくにぎわいにあふれた1日に。東村山や多摩・武蔵野エリアには職人さんや作家さんがたくさんいる場所ですが、魅力的な「食」のお店も多くいらっしゃいます。
手しごとフェスタの日は、ものづくりだけでなく、丁寧に手しごとでつくられたオーガニックなフードやパンも会場で出店されており、ワークショップの合間においしいご飯を楽しむことができます。
夢中になって取り組んだ時間がいつか
「手しごとの魅力ってなんだろう」と考えるとき、時間を忘れて無心で取り組んだ先にできたモノが、かけがえのない「何か」をくれるように感じることではないか、と思います。
真夏の暑い加工場で、汗をかきながら木を切ったり削ったり、トンカチで叩いたり。
自分の手でつくった木の道具が、いつかきっと暮らしの大切な一部となってくれるはずです。
Movie
手しごとフェスタ2017
主 催:相羽建設 株式会社
協 賛:株式会社 山長商店
「大工の手」こども椅子・学童椅子
デザイン:小泉誠+Koizumi studio
出店協力:
プチフール(パン) ネパール(ケバブ) Feel veganfood life(オーガニックフード)
国分寺ひつじ堂(駄菓子) 豊島屋とうふ店(豆腐) 自家焙煎珈琲店 一福(珈琲)
内藤商店(刃物販売)
映 像:BOO 前田比都美
取材後記
2017年秋以降も、木の家や暮らしにかかわる様々なイベントを企画していきます。
五感をつかって「体験」をすることを通して、相羽建設として大切にしている「職人による手仕事」や、自然素材による家づくり、そして価値観でつながる人たちと一緒にものづくりに取り組む楽しさを、これからも多くの人に伝えていきたいと思います。
話し手プロフィール
相羽建設 広報部
伊藤夕歩
信州は浅間山のふもと御代田出身、東京都東村山在住。
住宅建築・リノベーションを行う地域工務店の広報の仕事や、広告や編集の仕事に携わっています。
自然も街も好きですが、時間ができたらちょっと遠くまで行ってみたいこの頃。
ブログ:http://ameblo.jp/ainohablog/