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小泉誠さんデザイン。創業50年記念ロゴ『50の木』

そだてる

小泉誠さんデザイン。創業50年記念ロゴ『50の木』

相羽建設 創業50周年事業|地域に根付いて50年、いまは成長していく「途中」

話し手:
相羽建設(株)新築住宅事業部|広報統括
伊藤夕歩

Taiken

先代の相羽正会長が新潟から上京し、創業してから50年。相羽建設の節目の年を迎え、本社リノベーションの工事が進む中、「創業50年記念のロゴをつくれたら……」という無茶な相談を家具デザイナーの小泉誠さんにした数日後、一つの素案のイメージが届きました。

50の木

2020年に50年という節目の年を迎えた相羽建設。コロナ禍で周年イベントなどが全て見送りになった中で、2021年にあらためて本社リノベーションを周年事業として進めることになりました。7月のお披露目に向けた準備をしている中で、「これまで培ってきたものと、これから未来につくっていくものをイメージできるような、自分たちの気持ちを切り替えてくれるようなロゴがあったら……」と、本社屋のデザイン・設計に全力で取り組んでくださっている小泉誠さんが現場確認で来社された際に相談をさせていただきました。(お、恐れ多い……!)
「50年のロゴですか、、、周年ロゴってその時だけのものですよね。……そういえば家具メーカーで周年のロゴをつくっていたところもあったなあ、、、。うん、相羽建設でもロゴの案を考えているかもしれないけれど、ちょっと僕も考えてみますよ!」と驚きのお言葉をいただきました。

そして早くも数日後に、小泉さんから「50の木」の素案が届いたのでした。
50という数字の上に、まっすぐに上に伸びる太い線。そして広がる緑の曲線。
素案に添えられていたのはこんな言葉でした。

 —
(小泉さん)

『50の木』

50周年はあくまでも相羽建設にとって「途中」です。
会長が地面を耕し、そこに社員の皆さんが根をはり、
ようやく幹を作っていくという、
その途中の50周年が今というイメージです。

と、いうことで、
「まだまだ相羽建設はこれからだよ!」という、前向きなロゴ案です。
すでに社内でもロゴ案を作っているかと思いますが、
あくまでも勝手につくったイメージとして、ご参考まで。

小泉さんから届いた素案「50の木」。右は本社リノベ工事中の志村飛鳥大工。登米森林組合のクリの木をはっています。
小泉さんから届いた素案「50の木」。右は本社リノベ工事中の志村飛鳥大工。登米森林組合のクリの木をはっています。

小泉さんからの素案を見て、スタッフみんなの感想から

●50年で土を耕して根を張り(根が50?)、さらに成長をしていく姿を想像させてくれる!
 木やグリーンも、今の時期にあらためて印象的。

●シンプルに、このデザインTシャツなら着たいな……と思えたので。
 50年というのは、よく見たら分かるくらいでちょうど良い…のが相羽建設らしい。

●まだ図案が完成形ではないものの、緑色が濃く塗られ、
 根元にAIBAのロゴが小さく入って…と(勝手に)想像した時、
 シンプルで良いなと思いました。
 50年は節目で 根っこがしっかりしていれば 木は太くなり枝は伸び
 これからどんどん大きく成長していくという思いが伝われば良いなと思いました。

●焼印にもなりそうなロゴですね。今つくっている木のお皿やまな板の……

●経過した年数よりもこれからのことがイメージできる未来へ向かう感じが好きです!

●シンプルでこれからさらに進化していくことを予感させてくれる。


……と、スタッフみんなからも前向きな反応があり、正式に小泉さんにロゴのデザインを進めていただくことになったのでした。

小泉誠さんからのメッセージ

50周年は、あくまで「途中」である

相羽正会長が培ってきた技・繋がり・心意気が根っことして会社が始まり
健太郎さんが、社員とともにその根をくねくね広げてワクワクした会社になった

今という「途中」で、ようやく土壌ができ幹が育ち始めた50周年

これからは、その幹が伸びて、様々な枝を広げ

50年後には、その枝が連なり、ようやく「木」となる
100年後には、その「木」が連なり「林」となり
150年後には「森」になるイメージでしょうかね?

● ●

● ● Koizumi Studio 小泉 誠

小泉誠さんが「50の木」をさらに具現化してくださいました……!!!
小泉誠さんが「50の木」をさらに具現化してくださいました……!!!

10年ビジョンの言葉と、「50の木」

2021年春、相羽建設が創業50周年を経てこれから自分たちの軸となる「10年ビジョン」として二つの言葉を掲げています。

『人と地域をワクワクさせる木のプロフェッショナルチーム』
『これからの10年で、100年続く会社となるための人と仕事をつくります』

なんだか、小泉さんが考えてくださった「50の木」ロゴとつながっているようにも感じられます。

相羽建設の歴史を振り返ると、その時々の選択と決断が、その後であり、
今に繋がっていることを確認することができます。

例えば、創業者である相羽正会長が創業時に「住宅であり、元請けとして生きていく!」と考えたことが、
現在の事業の中心であり、今後も住宅を中心とした会社であることの根幹となっています。
そして約30年前、バブル終わりぐらいの時期にOMソーラーに加盟し、
「これからの住宅は環境住宅ではなくてはならないし、人と自然に寄り添った自然素材を用いた住宅であるべきだ!」と
決意したことが現在の私たちの家づくりにも繋がっています。

50周年を迎えたいま、自分たちで掲げた10年ビジョンの言葉と決意。
そして小泉さんがつくってくれた「50の木」のロゴが、
これからの相羽建設を力強く後押ししてくれる、そんな風に感じています。

2021年4月に開催した入社式で。現場監督の阪出さん、大工の筆谷さんの2名を先輩の大工やスタッフみんなで迎えた日。
2021年4月に開催した入社式で。現場監督の阪出さん、大工の筆谷さんの2名を先輩の大工やスタッフみんなで迎えた日。

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