住まいの実例100Life

草木の折り重なりがつくる風景

草木の折り重なりがつくる風景

造園家の小林賢二さんとつくる庭。当時のエピソードも伺いながら庭先からご紹介します。

建物名:
木造一戸建て(建築家・造園家と建てる家)
場 所:
東京都
住い手:
A邸(ご夫婦+お子様2人)

Life

今回は、庭特集です。造園家小林賢二さんと相羽建設とのお付き合いは6年目を迎えました。モデルハウス「つむじ」、ソーラータウン八国山をはじめ、数々のお宅の庭を演出してきた小林さんのお仕事を、当時のエピソードも伺いながらA邸の庭先からご紹介いたします。

ストーリー

初夏の昼下がり、青空にほっとしながら閑静な住宅街を歩いて向かうとひときわグリーンが鮮やかな一角が。

 ゆとりある敷地に建つ小さなお家。それを青々とした木々と色とりどりの花たちが取り囲み、時折アゲハ蝶が羽を休めに訪れる。その景色はここが東京であることを忘れてしまうほどでした。

 この素敵な住まいに暮らすのは4人家族のA様。ご夫婦ともに建築を学び、せっかく家を建てるのならば”ときめく”ものにしたいと設計を伊礼智さんに依頼。i-works2.0を基本にしながら、夫婦の希望を受けて「カスタマイズ」し、二人のこだわりがぎゅっと詰まった住まいとなりました。

 「敷地に対して小さな家にしたのは空間を全て使い切りたいという希望からです。その分庭のスペースが大きくとれて生活がすごく充実しました。また小林賢二さんの庭は近景・中景・遠景、どれもすばらしい。庭があることで家が何倍もよく見えるねと夫婦で話しています」とA様。その言葉の通り、小林さんも”触発された”と語る、お向かいさんの美しい庭も含み、草木の折り重なりが作りだす奥行きのある風景は内からも外からも、どの角度から見ても美しい、街の豊かさにも貢献する素晴らしいものでした。

木々の折り重なりが美しい風景をつくりだす
木々の折り重なりが美しい風景をつくりだす
シンボルツリーのヤマモミジが青空に映える
シンボルツリーのヤマモミジが青空に映える
アプローチからの風景
アプローチからの風景
勝手口より。お向かいのお庭とナンテンが重なり、奥行きのある景色に。
勝手口より。お向かいのお庭とナンテンが重なり、奥行きのある景色に。
撮影は6月初旬。可愛らしい紫陽花がお庭を彩る。
撮影は6月初旬。可愛らしい紫陽花がお庭を彩る。

庭の魅力

■あそびも学びも団欒も■

デッキはご飯をたべたり、お友達とBBQをしたり、”リビングの延長”のように使われているとのこと。「子どもは庭で泥遊びをしたり、草や実を摘んでみたり。家でも自然とふれあえて、小さいうちは四季の変化を学べる場にもなっているかなと思います」と奥様。

リビングから繋がるデッキで家族団欒
リビングから繋がるデッキで家族団欒
ヤマボウシが成長し気持ちのいい木陰をつくる
ヤマボウシが成長し気持ちのいい木陰をつくる
庭の一角で泥遊び
庭の一角で泥遊び
二階の居室よりデッキをのぞいて、にっこり笑顔
二階の居室よりデッキをのぞいて、にっこり笑顔

■愛着を持って成長を見守る■

A 様邸では2年前の新築時に植栽ワークショップを開催。小林賢二さんの指導のもと、参加者とともに植えた木々の成長は家族の楽しみになっているそう。「庭の話をするのが夫婦の日課になっています。自分達で剪定の本を読んで勉強したり、愛着を持って成長を見守ってます」と笑顔で語って下さいました。

ヤマボウシを見上げる小林賢二さん
ヤマボウシを見上げる小林賢二さん
石の配置がすごく彫刻的で印象に残っています」とA様
石の配置がすごく彫刻的で印象に残っています」とA様
ワークショップの様子
ワークショップの様子
小林賢二さんの手書き図面
小林賢二さんの手書き図面

取材後記

「先日、庭のユキノシタを天ぷらにしてたべたんです。今後は家庭菜園もやってみたいです。また庭で家族と過ごすことが増えたことで、アウトドアにも興味がでてきて、今度キャンプに行こうと思っています」とA様。その笑顔から庭を通じて生活が充実している様子が伺えました。また四季の変化が寄り添い、自然と緑に興味をもてるこの環境は同じくらいの子を持つ親として、まさに憧れ。・・・「まずはうちも家庭菜園からかな?」思うのでした。
(記:猪股)

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