木の家づくり100Taiken
つくる
第9回「木工事&内装工事」|いとう家の家づくり
広報の伊藤の家づくりコラム第9弾
- 体験名:
- 木工事・内装工事
- 話し手:
- 広報
伊藤 夕歩 - 場 所:
- いとう家の住宅
- 設 計:
- 小泉誠+Koizumi Studio
- 施 工:
- 相羽建設
Taiken
室内工事の様子をご紹介。リアルな暮らしのイメージがますます膨らみます!
あたたかい家の仕組み
布団のようにふかふかな断熱材が隙間なく詰められた室内壁面。家の断熱性を高める大事な要素が、建築中の今だからこそ目で見てわかります。さらに伊藤家には室内温度を均一に保ってくれる全館空調「パッシブエアコン」が入ります。まるで巨大ミミズ(?!)のようなパッシブエアコンの長いダクトを前に、若手現場監督の麻生さんと小出さんが現場で設置方法を確認していました。
床には大工の優太さんと谷口さんにより登米町森林組合の赤松材のフローリングが丁寧に張られていきました。床板の割り付け(短手)は綺麗な見た目になるよう、なんと一つ一つ目視と手作業で整えられています!
室内も徐々に家らしいあたたかみが増してきました。
続!「ななめ屋根」の工夫
前回のコラムでもご紹介した下屋の屋根。実は軒下の見せ方にも小泉誠さんによる細やかなこだわりがあります。定例の現場打合せではイメージが分かりやすく伝わるよう、小泉さんが現場にあった端材(断熱材)を使い即席で軒下の形をつくってくださいました!複雑な形にも関わらずカッターでささっと切り出していて驚きました。その後、実際に大工さんに施工いただき、近くから見ても遠くから見ても美しく見える納まりとなりました。
それぞれの居場所
伊藤家は延床面積24.5坪という比較的コンパクトなサイズですが、心地良い居場所が至るところに設けられています。工事が進むにつれてそれぞれの空間の形が見えてきました。こもって集中できる仕事部屋、朝日が差し込む小上がり畳、「わざわ座」でもおなじみの窓ベンチなど・・・!さっそく完成時をイメージして、現場で使い心地を確かめる伊藤夫婦です(笑)。
細部が見えてくるとよりワクワク感が高まりますね。完成が本当に楽しみです!
いとう家の住宅
取材後記
次回、「いよいよ仕上げ工事!」
次回は、外壁や内装など仕上げ部分の設計・施工風景をご紹介していきます。いとう家の家づくりコラムもいよいよ終盤。完成直近となる住まいの様子をどうぞお楽しみに!