木の家づくり100Taiken

第10回 いよいよ「仕上げ工事」|いとう家の家づくり

つくる

第10回 いよいよ「仕上げ工事」|いとう家の家づくり

広報の伊藤の家づくりコラム第10弾

体験名:
仕上げ工事
話し手:
広報
伊藤 夕歩
場 所:
いとう家の住宅
設 計:
小泉誠+Koizumi Studio
施 工:
相羽建設

Taiken

外壁や内装工事が進み、家の細かい表情ができあがってきました!

素材の違いを楽む「黒の外観」

伊藤家に外壁材が取付けられ、より引き締まった印象になりました!下屋部分は焼杉、母家部分は黒のガルバリウム鋼板を夫婦で選択。母家の色の候補は他にもありましたが、住み続けて行く中で焼杉が徐々に経年変化することで母家との質感や色味の対比を楽しめるのではと思い、あえて下屋と同じ「黒」にしました。実験的なワクワク感もあり、どのように変わっていくのか楽しみです。

質感の違う黒の外観
質感の違う黒の外観
外壁の焼杉とガルバリウム鋼板。同じ黒い色が経年することでどう変化していくのか、楽しみです。
外壁の焼杉とガルバリウム鋼板。同じ黒い色が経年することでどう変化していくのか、楽しみです。
大工の谷口さんと上小園さんによる、焼杉板張りの様子。
大工の谷口さんと上小園さんによる、焼杉板張りの様子。

母家の南側(2階)と北側(1階)の窓にはアイアン製の大きな庇も取り付けられました。クレーン車を導入しての大作業!残念ながら当日は見に行けなかったのですが、監督の麻生さんに臨場感ある動画をたくさん送っていただきました。設計担当の小泉さんから「まつげみたいだね」とのお言葉も頂き、改めて外観を見てみるとなんだか可愛らしく思えてさらに愛着が増してきました。

庇取付けの様子
庇取付けの様子
クレーン車を使って、正面と裏側の窓の2箇所に庇を取り付けました。
クレーン車を使って、正面と裏側の窓の2箇所に庇を取り付けました。

外からの光がふわっと広がる「白の空間」

外観とは打って変わって内観は「白」の空間。外から差し込む光が白の空間に反射して室内に優しく広がります。壁・天井材は水回りを主にペンキ塗装、それ以外は白洲漆喰を使用。昼間は照明がついていなくても自然光によって部屋全体が落ち着きのある、ちょうど良い明るさになりました。

白い漆喰壁の内観(1階小上がり)
白い漆喰壁の内観(1階小上がり)
七田塗装さんによるペンキ塗装。
七田塗装さんによるペンキ塗装。
漆喰塗りの様子。
漆喰塗りの様子。
漆喰は左官職人の二階堂さんと増田さんに施工していただきました。
漆喰は左官職人の二階堂さんと増田さんに施工していただきました。
漆喰表面の質感。
漆喰表面の質感。

壁の素材を検討する中で小泉さんから「せっかくなら漆喰に思い出のものを漉き込んでみませんか?」とご提案いただき夫婦でいろいろ考えた結果、相羽建設の広報誌「ainoha」を入れることにしました。僕も碧さんも広報として今まで住まい手さんの素敵な家をたくさん取材・拝見させていただき、様々なつながりがあったからこそ今があると感じています。そんな感謝の気持ちを込めて自分達の家づくりに取り入れることにしました。

思い出のainohaたち
思い出のainohaたち
冊子を細かくカット
冊子を細かくカット
カットしたainohaを混ぜた漆喰
カットしたainohaを混ぜた漆喰

実は碧さんが入社して一番最初に手がけたainohaが「こいずみ道具店」特集号だったということにも深いご縁を感じます!ちなみに入社当日に取材に伺ったそうで、相羽建設で一番最初に携わったお仕事ということもなんとも思い出深いですね(この時はまさか小泉さんに自宅を設計いただけることになるなんて夢にも思わなかったはず・・・笑)。

ainoha「こいずみ道具店」特集号
ainoha「こいずみ道具店」特集号

いとう家の住宅

取材後記

次回、家のまわりの「外構工事」
次回は、ウッドデッキや植栽打ち合わせなど、家のまわりの工事の様子をご紹介します。家の中だけでなく家の外にも素敵な居場所がたくさんできあがっていき、とても楽しみです。

戻る

AIBA 100 Story

PAGE TOP