木の家づくり100Taiken
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「にしたまの家」家づくりコラムがはじまります!|樋口木材PROJECT
「にしたまの家」家づくりコラムVol.1
- 体験名:
- 構造材のお話
- 話し手:
- 設計・現場監督/社員大工
樋口 美早紀/小林 優太 - 場 所:
- 東京都日の出町
Taiken
こんにちは!相羽建設の樋口・小林です。
この度、樋口木材PROJECTとしての一大企画、私たちの自邸である「にしたまの家」の家づくりがスタートいたします。
樋口の実家「樋口木材」の拠点がある東京都日の出町を含めた西多摩エリアへの移住(都内からなのでプチ移住でしょうか)、そしてずっと夢だった自分達の家づくりがついに動き出します。これから家づくりの様子を、西多摩エリアの魅力とともに発信していくコラムとして連載していきます。
自然豊かな西多摩エリアに移住
家づくりにあたり、叶えたかった夢がいくつかあります。
「多摩産材を目に見える形で使うこと」「構造材を手刻みで加工すること」そして、「お庭をふんだんにつくること」です。
西多摩エリアは東京とはいえ緑豊かな場所。そんな地域ならではの暮らしや家づくりを形にしていきたいと思っています。
多摩産材を使った、職人手刻みの家
今回は構造材のお話を。
樋口木材にある多摩産材のスギとヒノキ。これらを大工である小林自らが一から製材、手刻みをすることへ挑戦していきます。そのため、家づくりの着手に先立ち樋口木材工場の大掃除を行いました。工場に置いてある材料は床材から丸太まで形も大きさも様々な物があります。その中から、家づくりに使えそうな材料をまとめ、必要になったときに運び出せるように整理していきました。
工場内の片付け・構造材の仕分けが完了
材料を片付けながら「この材料は建物の部材に使えるかも…」といった発見もあり、宝探しをしてるようでもありました。また、材料を片付けることで、材料の加工や搬出に必要なスペースも確保できました。そして今年の夏、構造材の仕分け、搬入を実施。構造図をもとに必要な大きさの材料を拾いだし、あちこちに散らばっている適した材を探し、製材がしやすいように一ヵ所にまとめました。
西多摩の山間部なので平野部よりかは幾らか気温が低いのですが、60キロ近い材料を1本ずつ仕分けていく作業は、大粒の汗をかきながらの作業となりました。
作業の後は、日の出町の名湯へ
作業後の楽しみは近くにある「つるつる温泉」へ。
山間に沈む夕暮れを眺めながら浸かる温泉は格別です。日の出町、あきる野市、青梅市など、西多摩には温泉があるのも魅力ですね!
併設された食堂で身体もお腹も満たされ帰路につきました。
次回コラムでは整理した木材を製材し、手刻みをする様子をお届けしたいと思います。
樋口木材PROJECTとは?
相羽建設の新しい取り組み「樋口木材PROJECT」では、相羽建設の事業の根幹である地域の「木」、つくり手の「手仕事」、共感する「人」が集い、暮らしの原体験・原風景をつくっていきます。樋口木材は、AIBAスタッフ樋口の実家であり、多摩産材を扱う東京都日の出町の材木屋です。現在廃業している樋口木材の場と材を活用し、ものづくりの工房と暮らしの体験の場づくりをすることで、日の出町の地域や多摩産材の魅力を発信し、仕事と事業を創造します。
特設サイトも、ぜひご覧ください!
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【多摩産材】多摩の木で風景をつくる「樋口木材プロジェクト」|木と手仕事の拠点づくり
相羽建設の設計・現場監督スタッフである樋口美早紀が中心となり、自身の実家の家業である材木屋の製材所やたくさんの多摩産の材木を用いながら、家づくりの素材としての活用や、木と手仕事のものづくり拠点や、価値観が近い人との暮らしの場づくりを計画していきます。
話し手プロフィール
新築住宅事業部|現場監督・設計
樋口 美早紀
好きな食べもの:紅ショウガ。どんぶり、焼きそば…いろんな食べ物にたっぷりのせています。
フリーコーナー:昔からオープンカーに乗るのが夢で、暇さえあれば日本製の車を調べています。最近はクラッシクカーにも興味があり、トヨタのパブリカ、日産のサニートラックが好きでよく見ています。車の知識は全然ないので見て楽しむだけですが…いつか運転出来たらいいなあと思います!
AIBA社員大工|棟梁
小林 優太
好きな食べもの:甘いもの
フリーコーナー:趣味はサイクリング・工作(家の家具をつくったり)。たまにランニングもします。