木の家づくり100Taiken
つくる
暮らしに寄り添った自分たちだけのプランと、その想いがついに形になる上棟の日|樋口木材PROJECT
「にしたまの家」家づくりコラムVol.3
- 体験名:
- プランへの想いと上棟
- 話し手:
- 設計・現場監督/社員大工
樋口 美早紀/小林 優太 - 場 所:
- 東京都あきる野市
Taiken
こんにちは!相羽建設の樋口・小林です。
今回はいよいよ上棟のお話・・・ですが、その前に今回のプランについてのお話を。
プランへの想いと上棟
「一軒家が欲しい」というのは夫婦ともに以前から抱いていた夢でした。
現在は集合住宅暮らしですが、特に不自由もなく楽しく暮らしています。それでもやっぱり、家に帰ったときに目に入る外観、窓から見えるお庭、そして自分たちの好きが詰まった間取りなど、暮らしに寄り添った、自分たちだけの住まいをつくりたいと感じていました。
間取りについては、我が家にあるたくさんの本と近くに居られる暮らしを目指しました。
「休日、大半の時間を過ごすリビングで大好きな本に囲まれたい」「家事動線を考慮したキッチンとリビングのつながり」「南北に抜ける大きな開口を生かす」
そんな希望から、全体の動線や建物外観とのバランス、暮らしやすさなどを考え理想のプランを組み上げていきました。
そして、それらの想いがついに形となる上棟!
上棟は、緊張の1日
現場監督をしていると、上棟が近づくにつれ緊張します。
準備の漏れがないか、不測の事態が起きないか、無事に1日を終えられるか・・・。上棟の日には緊張が詰まっています。
前日まで天気予報とにらめっこをし、ついに上棟当日。
この日は棟梁に加えて多くの応援の大工さんが来るため、大所帯で工事がスタートします。
前日までに施工した土台の上に柱を立て、その上に梁を掛けていく。言葉にするとシンプルですが、とても迫力のある工程です。
お昼前にはついに棟が上がり建物の全貌を見ることができました。ほっと一安心です。
一生に一度の上棟の日。それまでのたくさんの過程や、プラン決定に込めた大切な時間が実を結ぶ瞬間です。
これからも、たくさんのお施主様とこの瞬間を大切にできるよう仕事に取り組みたい、と改めて感じる1日でした。
次回は「性能のお話」についてご紹介します。
樋口木材PROJECTとは?
相羽建設の新しい取り組み「樋口木材PROJECT」では、相羽建設の事業の根幹である地域の「木」、つくり手の「手仕事」、共感する「人」が集い、暮らしの原体験・原風景をつくっていきます。樋口木材は、AIBAスタッフ樋口の実家であり、多摩産材を扱う東京都日の出町の材木屋です。現在廃業している樋口木材の場と材を活用し、ものづくりの工房と暮らしの体験の場づくりをすることで、日の出町の地域や多摩産材の魅力を発信し、仕事と事業を創造します。
特設サイトも、ぜひご覧ください!
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【多摩産材】多摩の木で風景をつくる「樋口木材プロジェクト」|木と手仕事の拠点づくり
相羽建設の設計・現場監督スタッフである樋口美早紀が中心となり、自身の実家の家業である材木屋の製材所やたくさんの多摩産の材木を用いながら、家づくりの素材としての活用や、木と手仕事のものづくり拠点や、価値観が近い人との暮らしの場づくりを計画していきます。
話し手プロフィール
新築住宅事業部|現場監督・設計
樋口 美早紀
好きな食べもの:紅ショウガ。どんぶり、焼きそば…いろんな食べ物にたっぷりのせています。
フリーコーナー:昔からオープンカーに乗るのが夢で、暇さえあれば日本製の車を調べています。最近はクラッシクカーにも興味があり、トヨタのパブリカ、日産のサニートラックが好きでよく見ています。車の知識は全然ないので見て楽しむだけですが…いつか運転出来たらいいなあと思います!
AIBA社員大工|棟梁
小林 優太
好きな食べもの:甘いもの
フリーコーナー:趣味はサイクリング・工作(家の家具をつくったり)。たまにランニングもします。