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仕事紹介コラム「家づくりの仕事って?」vol.8

工務店の人

仕事紹介コラム「家づくりの仕事って?」vol.8

工事統括の渡邉さんと、家と暮らしのコーディネーター栗林さんに聞く「家づくりの仕事って?」

話し手:
工事統括|家と暮らしのコーディネーター
渡邉拓也さん|栗林幸さん

People

こんにちは!広報中村です。相羽建設の本社1階のカウンターキッチンで、仕事終わりのスタッフ2名をアテンド。
家づくりやものづくりの仕事について、さまざまな視点で深掘りしていこう!という、全12回の企画です。第8回は工事統括の渡邉さんと、家と暮らしのコーディネーター栗林さんにお話を聞きました。お2人ともお仕事お疲れ様です!

それぞれの仕事とお互いの印象

渡・栗)お疲れ様です!かんぱーい!

中)まず、それぞれどんなお仕事をされているかということと、お互いの印象を教えてください。

渡)最近は現場監督をやりながら、営業や人材育成、工事統括をしています。

中)社歴は何年くらいになるんですか?

渡)入社して31年ですね。長いでしょ?(笑)

中)ベテランですね!入社したきっかけを教えてください。

渡)父の転勤で愛知県からこの辺りに越してきたんだけど、父は大手企業に勤めていたから狭山市から品川まで電車で通っていて。だんだん疲弊していくのを見ていたので、僕は電車通勤はやめようと思いました。車で通える距離で就職先を探していたら、通っていた学校の1学年上に専務の早川さんが在籍していて、翌年に求人票が来ていたことがきっかけで応募しました。

中)最初から現場監督をされていたんですか?

渡)設計の求人が来ていたんだけど、「最初は現場の体験が大事」ということで現場監督になりました。

中)そうだったんですね。栗林さんの印象はいかがですか?

渡)栗林の印象は、いつもニコニコしていて、明るいですよね。でも、ただ明るいだけじゃないんだろうなぁと思って。苦しいときもありながら、それでもいつも笑顔でいるから、素晴らしいと思います。

中)本当に素晴らしいですよね!
それでは、栗林さんのお仕事を教えてください。

栗)元々新築の営業をしていましたが、育休明けから暮らし全般のお悩みを聞く部署にいます。暮らしのコーディネーターとして、リフォームや新築、家具の相談、住まい手さんからのご相談などをお聞きしています。

中)栗林さんは、入社されて何年になりますか?

栗)2014年の入社なので、9月でちょうど10年たちました!

中)入社されたきっかけはありますか?

栗)きっかけは、前職でリフォームのインテリアコーディネーターをやっていた時に社長と繋がりがあって。新築事業がはじまることになり相羽建設にインタビューに来た時、社長に出会いました。会社のことも、私の仕事のこともたくさんご相談してお世話になっていたので、会社を辞めることが決まった時にご報告したんです。「今でも建築が好きなら、相羽建設に入らないか」とお話しをいただいて、その時は次の会社も決まっていなかったので、ありがたく入社させていただきました。

中)「子育て世代の女性の方にお話を聞いて欲しい」というご相談をいただくことも多い中、栗林さんの経歴や人柄を見ていると、今後はそのようなニーズにも応えられそうだなと感じます。

栗)同じような世代ですもんね。悩みのボリュームが1番多い世代で、子育てしながら家づくりを考えていく状況は我が家も同じなので、気持ちに寄り添ってお話しを聞けるというのは私の強みかもしれませんね。

中)栗林さんのご自宅も、近いうちに建てるご予定ですよね。

渡)来期あたりにどうですか?

栗)そうですね!検討しないと(笑)

中)いいですね、出来上がるのが楽しみです!それでは、渡邉さんの印象はいかがですか?

栗)渡邉さんの印象は、どんな時も1本筋が通っていますよね。厳しいところもあり、でも優しいところもある。言い方が難しいことってたくさんあると思うのですが、相手を想ってのことだからしっかり伝えているし、伝えることが上手だなと思います。

渡)そう?ありがとう。「うまく伝えられないなぁ」といつも思っていたんだけど。

栗)みんな渡邉さんのお話しを聞いて、育っているなぁと感じます。自分で切り開いて、身に付けてきた力があるからこそなんだと思います。

中)ありがとうございます!続いて、家づくりの仕事で楽しいところと大変なところを教えてください。

終始笑顔の絶えない取材風景
終始笑顔の絶えない取材風景

家づくりの仕事で楽しいところと大変なところ

渡)楽しいところは、子どもの頃から「家をつくりたい」と思ってこの仕事に就いているから、家づくりの仕事に携われていること自体が楽しい部分かもしれないね。オーナーさんや設計事務所さんから「また仕事をお願いします」と言っていただけると、家を建てる上で自分がやってきたことが成功しているのかなと思えて嬉しいし、それを目標に普段仕事をしています。次の仕事をどう生み出すか考えていて、それが返ってくる時が嬉しいですね。
大変なところは、大きなものを預かっているので、ミスはしたくない。かと言ってミスが0になるわけでもなくて、その恐怖感はどれだけ長い間やっていても付いてくるものだなと思います。何十年やっていても工事が始まるときは「ちゃんと出来上がるだろうか、大丈夫なんだろうか」と感じますね。でもこの気持ちがなくなってしまうと大きな失敗に繋がりかねないので、これはこれで良いのかなと思います。

栗)渡邉さんは「次の仕事を生む現場監督」だと思います。お客様がまた頼みたくなることが1番の評価じゃないですか。営業はものをつくることができないから「また頼みたい」と思ってもらえるにはこちらの印象や対応でしか表現できないので、ものづくりで応えられることはすごいなぁと思います。

渡)今ある関係やつながりをどう次に繋げていくのかということを考えています。永田昌民さんの仕事を受けるようになってから、こういう気持ちになりました。永田さんに「渡邉くん、また頼むよ」って言われるとすごく嬉しかったですね。こういう経験が、現場監督のモチベーションに繋がると思います。

栗)私も20代前半から建築業界で働き始めて、喜んでもらえると嬉しいし、今でもこの仕事が楽しいです。自分が提案したことを気に入ってもらえて、実現した形を見られるのは1番楽しいことだなと思います。住まい手さんと永く付き合っていきたいと思う理由は、家づくりを終えて10年、20年と経った時に「本当に良かった」という声を聞くため。時間が経って初めて分かることも多いから、建築業界を離れられないのかも(笑)

中)栗林さんらしいですね!

栗)引き渡しした方から10年経って「子どもが大きくなったからベッドをつくってあげたい」と相談をいただくと、永いお付き合いをさせていただけて嬉しいなと思いますね。

設計者と現場でのやり取り
設計者と現場でのやり取り

リフレッシュに欠かせないもの

中)ありがとうございます!続いて、リフレッシュに欠かせないものはありますか?

渡)睡眠かな。毎晩23時には寝ます。車も運転するので、睡眠不足が1番怖いですし、朝スッキリ起きられるとスタートがうまく切れますね。あと、最近よくサウナに行きます。ちょうど昨日も行きました。

中)翌日がおやすみの日でも、日付が変わる前に寝られるんですか?

渡)寝るね。もうルーティーンになっているから、そこはあまり変えないです。というか、もう眠くなっちゃう(笑)この歳になると、決められた通りに動いている方が楽になってくるんです。例えばこの上着もさ、実は6枚の内の1枚!毎日同じ服を着ていると思われていそうだから、番号でも入れようかなって考えたり(笑)

中)相羽建設のスティーブ・ジョブズですね(笑)

栗)あっても2〜3枚かと思っていたら、6枚もあった!(笑)

中)渡邉さんといえばその上着で、トレードマークですよね!

渡)ルーティーンが楽という話ですが、子どもが高校に通うようになって、僕もお弁当を持つようになったんです。それまでは毎日現場を周りながら昼食はどこで何を食べようか考えていたんだけど、お弁当になってからすごく楽になりました。それを嫁さんに伝えたら、嫁さんはすごく考えてお弁当を作っているから、すごい怒られたよ(笑)

中)完全に奥さんのお陰です!(笑)栗林さんはいかがですか?

栗)カラオケが大好きだったんですけど最近は行けなくなったので、車で音楽をかけながら大音量で歌うこと!それが発散になるんです。後ろの席に座る娘からリクエストがくるんだけど、私が好きな曲だけかけて歌っています(笑)

中)お子さんたちにもヘビメタを…?

栗)それはさすがに(笑)クイーンは好きみたいで、子どもと一緒に聴いています。

中)英才教育ですね!

渡)僕は浜田省吾が好きでライブもよく行くんだけど、今年だけで4回行きました。ライブで年代別調査をしていて段々年齢層が上がっているけど、下の世代もちゃんといる。親が子どもと一緒に聴いて、子ども世代もライブに来るようになるんですよね。栗林さんの子どもも将来一緒にライブ行くようになるかもね。僕が浜田省吾が好きだから娘も聴くんだけど、娘のクラスメイトは誰も知らないそうです(笑)

中)私もお父さんと一緒に何度かライブに行きました。音楽の趣味が合うんですよ。

渡)何のライブに行ったの?

中)私についてきてくれた時で言うと、Perfumeです!テクノ好きなんですよね。

渡)娘がFRUITS ZIPPERが好きで、ライブに行こうよって言われるよ。

栗・中)かわいい!ぜひ一緒に行ってあげてください!

栗林さんが中古戸建リノベーション「Lizm House」をご紹介しているYouTube動画も公開中!
栗林さんが中古戸建リノベーション「Lizm House」をご紹介しているYouTube動画も公開中!

これから家づくりの仕事に携わる人に一言!

中)それでは最後の質問ですが、これから家づくりの仕事に携わる人に一言お願いします。

渡)自分の話なんだけど、元々人と関わるのが好きじゃなかった(笑)家をつくることは好きなんだけど、営業とか出来ないなと思っていたの。現場監督だったらそんなに人と関わらないし、ものづくりをしていればいいと思っていたら、想像していたより人と関わるんだよね。だから、そういう人でもできます!『苦手だな、得意じゃないな』と思っていることも、好きなことを通してならなんとかなる。逆に、好きなことだから出来るようになるんだろうね。

栗)びっくりするくらい人と関わりますよね(笑)あとで見返すと、家をつくるのに何人関わっているんだろうと驚きます。でも、全ての情報や知識がなきゃいけないわけではなくて、それぞれのプロフェッショナルがいるから支え合えていますよね。

中)チームワーク力が相羽建設の強みですね。お二人とも今日はありがとうございました!

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