住まいの実例100Life
木造一戸建て
東村山の自然と空間がつながる家
緑豊かな環境に呼応するような家と薪ストーブのくらし
- 建物名:
- 木造一戸建て
- 場 所:
- 東京都東村山市
- 住い手:
- S邸(ご夫婦+お子様2人)
Life
今回ご紹介するのは、2度目の薪ストーブシーズンを迎えるS様ご家族の住まい。ご夫婦の職場への通勤や、子育て環境を考えて、世田谷から東村山に引っ越してきたご家族の現在の暮らしぶりを伺いました。
ストーリー
当初は長く住むつもりはありませんでしたが、現在の住まいに近い戸建賃貸で2年ほど住んでみると、四季の移ろいを肌で感じられたり、程よい近所付き合いがあったりする東村山の環境に、家族全員心地良さを覚えるように。東村山で家づくりをはじめることにしました。他社でプランを考えるところまで進みましたが、「何か違う」。そう感じたご夫婦は、緑が多い東村山ならではの環境を活かした家を求めていることに気づいたのです。そのイメージに近い家を探す中で、相羽建設と出会いました。「緑道の木や隣の畑、小学生が通学する様子が窓から見えて、気に入っています」と奥様。プランのこだわりや現在の暮らしぶりを伺いました。
炎と木の温もりに包まれる空間
「薪ストーブを置くつもりはなかったんですけど、『薪ストーバーの集い』(*1)で魅了されてしまって」と、笑って振り返るご主人。寒さが増してきた取材日、暖かくふわりとした空気で、我々を出迎えてくださいました。裸足で室内を駆け回るお子様も、薪ストーブがお気に入りです。薪ストーブを置くにあたり、リビングにテレビを置かないことにしました。お陰で、炎と家族の会話に集中できる空間に。キッチンは独立させ、お子様とお菓子作りができる幅を確保。一方で「将来的に、子供の宿題を見ながら料理ができるように」(奥様)と、ダイニングやスタディスペースとのつながりも持たせました。来年度小学生になるお子様。もうひとつのお気に入りというのが障子です。その意外な答えに、緑溢れる環境や自然素材の家で、豊かな感性が育まれているのだなと羨ましくなりました。障子は、お子様が破るのを覚悟して紙にしたそう。それでも「やんちゃな割に大事にしてくれています」と教えてくださる奥様の嬉しそうな笑顔が印象的でした。
(※1 モデルハウス「つむじ」にて不定期で開催される薪ストーブ体感会)
住まいのみどころ
■散りばめられた趣味の時間■
音楽や読書など、趣味を多くお持ちのご夫婦。リビングは、奥様が幼い頃から弾いていたグランドピアノを置けるようにしました。スタディスペースは、勉強や作業に集中できる場所。「編み物などの途中でも、片付けずに済むのがいいですね」と奥様。
■ワンフロア完結 2階の洗濯動線■
共働きで外干しが難しいため、水廻りは2階に集約し、洗濯室を設けました。衣類を洗う→干す→仕舞うの動線をコンパクトにまとめることで時短に。そして、頑張らなくても1階のくつろぐ場所が衣類で溢れない、快適な暮らしを実現しました。
建物・空間紹介
取材後記
設計担当の松本と記念撮影。ご夫婦は学生時代にオーケストラに所属されていて、撮影時には急なお願いにも関わらず、ピアノとチェロを演奏してくださいました。素敵な音色にうっとり。我々の心も豊かになる、素敵なお時間をありがとうございました♪
(記:ライター大川)