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リビングにゆとりをもたらす広い坪庭

リビングにゆとりをもたらす広い坪庭

小林賢二さんとつくる庭。リビングとお庭がつながるよう工夫された間取りの家

建物名:
木造一戸建て
場 所:
東京都武蔵野市
住い手:
H邸(ご夫婦+お子様2人)

Life

 今回ご紹介するのは、造園家・小林賢二さんが手掛けた素敵なお庭。家の建て替えと共に造園し1年が経ったH様邸です。

ストーリー

 ご夫婦揃って相羽建設のモデルハウス「つむじ」の空間を気に入り、雰囲気そのままにとお庭も「つむじ」の作庭をした小林さんに依頼。「広い坪庭」というご主人の表現がしっくりくる、伸びやかさと緑に包まれるような落ち着きを併せ持つお庭に仕上がりました。

オープンな造りの外構から、野草が彩る小径、そして奥にあるお庭へと誘われます。木漏れ日がデッキや敷石を照らすのはもちろん、「雨が降っても素敵なんですよ」と奥様。「限られた敷地ですが、お庭があることで新しい空間ができました」と満足そうに微笑みます。

室内に居ても外へと広がりを感じられるよう、リビングとお庭とが繋がるよう間取りを工夫。「窓が一つの絵画のようで、他に何か飾らない方が絵になる家ですね」と奥様が仰るように、大きな窓がお庭の緑を切り取ります。

新緑や咲き誇る花、紅葉と、季節の移り変わりを春夏秋冬一通り楽しまれたご夫婦に、お庭のポイントやライフスタイルの変化などを伺いました。

大きな引き戸を開け放つと、お庭とリビングとが一体に。
大きな引き戸を開け放つと、お庭とリビングとが一体に。
レース障子も「つむじ」で気に入り採用。
レース障子も「つむじ」で気に入り採用。
「つむじ」と同様の木のガラリ戸
「つむじ」と同様の木のガラリ戸
リビングからデッキがフラットに伸び、もう一つのくつろぎの場に。
リビングからデッキがフラットに伸び、もう一つのくつろぎの場に。
キッチンからの眺め。
キッチンからの眺め。
外構には初夏から秋にかけて白い花が咲くタマスダレを植栽。
外構には初夏から秋にかけて白い花が咲くタマスダレを植栽。

木漏れ日が心地いいウッドデッキ

ウッドデッキからお庭を眺めながら「開放的ですが守られているように感じます」とご主人。近くに高い木を置く小林さんの手法が斬新だったと言います。家時間が長くなっても、お庭とウッドデッキのおかげで家族全員心地よくお過ごしだそうです。

ウッドデッキでお茶を飲んだり新聞を読んだりするのがお気に入り。
ウッドデッキでお茶を飲んだり新聞を読んだりするのがお気に入り。

毎日発見があるコートガーデン

お庭は「四季折々の花を楽しめるように」と依頼。娘さんが小さい頃に植えたキンカンを残しつつ、ヤマモミジやツツジなど、季節を教えてくれる植栽がちりばめられています。お庭にどんな変化が起きているか、毎朝点検するのが日課になったそう。

南側に家が建つことを前提に植栽を計画。
南側に家が建つことを前提に植栽を計画。
小林賢二さん直筆のプラン
小林賢二さん直筆のプラン
ブルーベリーは収穫が楽しみ。
ブルーベリーは収穫が楽しみ。
色鮮やかなミヤコワスレ。
色鮮やかなミヤコワスレ。
カエデの影がウッドデッキに表情をもたせる。
カエデの影がウッドデッキに表情をもたせる。

取材後記

交差点を曲がると、ウッドフェンスとタマスダレの緑が目を引き、すぐにH様邸だと分かりました。初夏を感じる日差しが強い日にお邪魔しましたが、植栽のおかげで涼しい風が抜けるお庭。心地よいひと時をありがとうございました!
(記:ライター大川)

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