住まいの実例100Life
木造一戸建て
のびのび感性を育む家
子どもたちの感性が育まれる、自然素材とアートや音楽を身近に感じる住まい
- 建物名:
- 木造一戸建て
- 場 所:
- 東京都
- 住い手:
- A邸(ご夫婦2人お子様2人)
Life
今回ご紹介するのは、住みはじめて約1年が経つA様邸。娘さんがのびのび遊べる家で暮らしたいという想いが、家づくりのきっかけでした。
家づくりストーリー
建築家の永田昌民さん設計のお家で育ったご主人が、ご実家のメンテナンスを行っていた相羽建設にお声がけいただき、お隣の土地で家づくりがはじまりました。「永田さんをはじめ、多くの建築家の住宅も手がけていると聞き、技術力のある工務店だと思い依頼しました」とA様。
「自然素材の家で、子どもたちに本物の素材の良さを知ってもらい、感性を育んでもらいたい」そう話すA様のお家には、様々なアート作品が点在。ご夫妻共通の趣味であるアートが、家族の暮らしを彩っています。音楽好きのご主人と娘さんたちで、音楽をかけて小上がりで一緒に踊って遊ぶこともあるのだとか。アートや音楽が身近にあるA様邸。子どもたちがのびのび過ごせる、家づくりのこだわりを伺いました。
子ども想いの心地良い空間に
整理収納好きの奥様の要望で、大容量の造作収納を多く設けた空間。「家具による凹凸が少なく子どもたちが踊ったり走ったりしても安心して見ていられます」とA様。引っ越し時点で7割の収納量になるよう、持ち物より容量の多い収納を計画されました。日々の暮らしの中で使うものや、子どもたちが大きくなったら必要なものを書き出した結果、多くを玄関に置くことがわかり、玄関土間を設置。傘やベビーカー、外遊びグッズがきちんと収納されていました。
ご主人の幼少期の経験から、1階に子どもたちが遊べるウッドデッキも設置。天気がいい日はシャボン玉や日向ぼっこをして楽しまれています。以前はカフェにいくことも好きだったというご夫妻も、今は家で過ごすことが増えたそう。窓際のアンティークチェアで音楽やラジオを聞きながらコーヒーを飲む時間もお気に入りなのだとか。
個の空間で 暮らしにメリハリを
家づくりのご希望の一つが、家族団らんと個で過ごせる空間がそれぞれ共存していること。ご主人が超朝型の生活のため、光や音で奥様を起こさないよう、ご夫妻のお部屋はウォークインクローゼットを中央に設けて、緩やかに別室に。たっぷり陽の入る子ども部屋も、将来は壁を設けて2部屋に間仕切れる設計となっています。
奥様のお気に入りはランドリールーム。天気や時間に左右されず洗濯ができ、除湿乾燥機によって一晩で衣類が乾くそう。ランドリールームやトイレ横にも造作収納を設置。「段の高さが調節できて横幅も市販のケースのサイズとぴったり。とても重宝しています」とA様。収納を有効活用して子どもの衣類やおもちゃもスッキリまとめられていたのが印象的でした。
これから植物や好きな家具、照明を置いたり想像を膨らませているA様。ご主人は設計を担当した中村と、好きなバンドが一緒だったこともあり、どこか運命を感じてくださっていたそう。建築中の職人の仕事ぶりも高く評価してくださいました。ご主人が幼少期を過ごした住まいの経験を活かした、家族想いの空間。子どもたちの成長に自然と寄り添う素敵なお家です。
取材後記
ご家族みんなで過ごすLDK、個のお部屋など、これからの暮らし方を想像して設計された空間がとても印象的でした。広々としたキッチンも、収納の奥行きが900mmと大容量。子どもたちが大きくなったら一緒に料理ができたらとお話しされていました。2人の元気な子どもたちにも癒された時間。取材へのご協力ありがとうございました!(記:広報 中村)