住まいの実例100Life
木造ドミノ住宅
たくさんの「あそび場」がある家
家族が自然体でいられる木の家の暮らし
- 建物名:
- 木造一戸建て
- 場 所:
- 東京都町田市
- 住い手:
- K邸(ご夫婦+お子様2人)
Life
今回ご紹介するのはご家族4人暮らしのK様邸。木の家での暮らしや子育てを考えていたタイミングで相羽建設を知ってくださったそう。家づくり中は、見楽会やモデルハウスの宿泊で木の家の良さを体感されていました。
木造ドミノ住宅に住まわれて1年半。暮らしの変化や楽しみについて伺いました。
家族が自然体でいられる木の家の暮らし
郊外暮らしについては「緑が多く静かな地域。公園も目の前で子育てがしやすいです」と奥様。海外に住んでいたこともあり、引っ越しを繰り返していたことから荷物は比較的少なく、シンプルな間取りと男の子2人の子育てがとても合っているとお話ししてくださいました。家族で近くの大学の方まで散歩するのも暮らしの楽しみなのだとか。元気な息子さんたちも、1階リビング、2階寝室、小屋裏やお庭など、たくさんのあそび場でのびのびと過ごしているようです。
ご主人お手製の庭が暮らしの中心に
K様邸の見どころは、なんと言ってもご主人が丹精込めてつくられた庭。もともと家が完成してから造園家さんに庭づくりを依頼しようと考えていたそうですが、やりたいことと予算が合わず、“それなら自分でやろう!”と本をたくさん読み、農協や緑化センターに通ってプロに相談して勉強されました。その結果、緑化センターの方と仲良くなって樹木を安く分けてもらったり、家まで敷石を運んでもらったりして、素敵な庭が完成。「雑木の」庭というテーマを設けて、家族が過ごすスペースや日当たり、育ちやすい樹木のバランスなど考慮しました」とご主人。出勤前に早起きして庭仕事をされていたのだとか。完成後はやることが減ってしまって少し寂しいそうで、次は趣味のキャンプ用品や庭道具をしまう納屋づくりを計画中です。
夏はタープを設置して家族でBBQをしたり、水遊びをして過ごされたそう。ご家族みんな、お庭で過ごす時間が大好きとお話しされていました。
シンプルな間取りで のびのび暮らす
設計を担当した中村は、「庭と街路樹のサルスベリや公園との関係を検討して窓の位置を決定しました」と話します。キッチンに立つと5つの窓から緑が望めるような設計。リビング全体を見渡せるため、子供たちが遊んでいる様子を見ながら料理ができることも安心なのだとか。奥様が希望された造作収納には、ご実家から持ってきた食器がたくさん。食器以外にもテーブルや椅子、タンスなど、奥様が子供の頃から使っていた家具が木の家とマッチしています。
「庭で過ごすことも多いので1階リビングにしてよかった」とK様ご夫妻。シンプルに暮らしたいとのご要望から仕切りを最小限にして、庭もリビングの延長のように過ごせる空間になりました。
「子どもたちの成長に合わせて空間を仕切ったり、勉強机をどこに置くか今から考えています」とご主人。木造ドミノ住宅ならではの間取りのシンプルさを活かして、暮らしの経過を楽しんでいきたいとお話ししてくださいました。
大工:高橋善昭・阿部昌行
設計:中村 健一郎
監督:橋詰玄
営業:相羽照美
撮影取材・編集:中村 健一郎・伊藤夕歩・吉川碧・中村桃子