住まいの実例100Life

家族をやさしく包み込む家

木造一戸建て

家族をやさしく包み込む家

建築家 島田貴史さんとつくる住まい「Hugハウス」

建物名:
Hugハウス(木造一戸建て)
場 所:
東京都小金井市
住い手:
O邸(ご夫婦+お子様)

Life

ヨーロッパの木のおもちゃがそこかしこに飾られていたりと、可愛らしさにあふれた住まい。
名前のとおり、包まれるようなあたたかさのあるこの住まいでの暮らしぶりについて伺いました。

ストーリー

緑に囲まれた遊歩道沿いに建つ、3つの切妻屋根が重なった可愛らしい外観の家「Hugハウス」。
こちらに暮らしはじめてから1年半ほど経つ、3人家族のO様のお住まいを訪ねました。
以前は、小金井市の駅前の小さなマンションにご夫婦2人で暮らしていましたが、子どもが生まれたことをきっかけに家づくりを考えはじめたそうです。
「ある日、新聞を読んでいたら広告欄の家の写真に目がとまって"同じ市内にこんな素敵なおうちをつくっている人がいたんだ!"って衝撃を受けたのをおぼえています。そのあと、設計者の方と直接会ってお話させていただきました」。
それが、建築家の島田貴史さんとのO様の最初の出会いだったといいます。
「家のデザインはもちろん、島田さん自身がとても素敵な方でした。お人柄の良さが設計にも現れているような……そんな魅力を感じました」。

家族と過ごす時間を楽しむ

O様の暮らしの中心となっている2階リビング。
家づくりのプランを考える際に「まわりの環境や日当たりを考えてリビングは2階へ」という島田さんの提案から実現されました。
夏は窓を開けると風が流れて涼しく過ごせ、冬は日当たりが良いので暖かく、一年を通して居心地の良い場所です。
寒い朝にはペレットストーブのゆらめく炎を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすこともあります。
また、バルコニーからの眺めもとてもよく、こちらも家族のお気に入りのスペース。
「バルコニーで水遊びができるように壁に蛇口をつけてもらったんですよ」とO様。
実際に夏にはプールや線香花火を楽しんだり、七輪でサンマを焼いたりすることもあるのだそう。
「普段は共働きなので家にいる時間が少ないですが、休日は朝起きて子どもと遊んだり、家でくつろいだり……。
新しい暮らしがはじまってから、家で過ごす時間がとても増えましたよ」。

外の景色が眺められる2階リビング
外の景色が眺められる2階リビング

居心地の良い場所

Hugハウスは延床面積19坪ほどのコンパクトな家です。
2階リビングを中心とした一つの空間の中に、スタディスペース、和室、キッチン……と様々な居場所があります。
それぞれの部屋がつながっていて、どこにいても家族の気配を感じつつ、ほどよく落ち着いた籠り感。
なんだかほっとするような住まいです。

ペレットストーブの前で本を読む親子
ペレットストーブの前で本を読む親子
回遊性のあるキッチン
回遊性のあるキッチン
秘密基地のような小屋裏スペース
秘密基地のような小屋裏スペース
籠り感のあるスタディスペース
籠り感のあるスタディスペース
ペレットストーブ燃料
ペレットストーブ燃料

玄関へと続く 緑のアプローチ

趣のある玄関へと続く素敵なアプローチ。
金網でつくったカゴに植物を植えたり、傘立てや蛇口を取り付けたり、面白いアイディアがたくさんちりばめられていました。
これから年月を重ね、家族とともにゆっくりと植栽の成長を見守れることも、日々の楽しみの一つとなりそうです。

設 計:しまだ設計室 島田貴史
施 工:相羽建設株式会社
掲 載:ainoha VOL.65 2017年5月号

取材後記

2階リビングの居心地が良く、「家にいる時間が増えました」というO様の言葉にとても納得しました!
普段忙しい中でも、ほっと一息できる場所があるだけで気持ちも落ち着きます。あらためて、家って暮らしの大事な一部なのだなぁとしみじみ感じました。(記:広報 吉川)

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