100人の言葉100People
つくる人
“住み手とつくり手のために”が一番。即納が強みの建材屋さんの仕事
ゲンバ女子がゆく!こんにちは、職人さん!|第10弾
- 話し手:
- 建材屋・有限会社泉屋
泉谷 育弘さん・泉谷 昂さん
People
あいば女性監督(ひぐち・あそう・こいで)がお送りする職人さんインタビュー企画!大工さんをはじめ多くの職⼈さんが携わっている相⽻建設の家づくり。様々な職人さんたちのお人柄をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、建材屋さんの泉谷 育弘さん、泉谷 昂さんです!
会社の歴史を教えてください!
あそう)初めに、泉屋さんの建材屋さんとしての歴史を教えてください。対談と言うか雑談ぽい感じでお答えいただければと思います!
育弘)先代が設立した会社で2000 年までは別の場所に事務所を構えてたんだけど、こっちに来てもう24 年だね。
あそう)そうすると、お父さんが2 代目で、昂さんが3 代目になるんですね。
昂)そうねぇ、どうなるかね
あそう)“3 代目たかし”になるかもという。
育弘)“かも”じゃないでしょう。やってもらえないと困る(笑)
昂)そうですね(笑)
仕事へのこだわりは?
あそう)お仕事のこだわりというか、これだけは譲れない!ということを教えてください。
昂)現場に持っていって納めた時に感謝してもらえるとやっぱり嬉しい。早く持っていかないといけないと思うし、その『即納』っていうのがうちの会社の強みですね。
育弘)Uberより早い時あるからね!「もう来たの!?」て言われて(笑)
昂)感謝される要因だと思うし、たまに現場でお客さんとお会いして材料のこと聞かれたり、直接お施主さんに会う機会が少ないからこそ、そういう話をしていると自分の成長も感じるかな。他の職人さんと現場で話してる時とかも、人との関わりが大切な仕事なんだなと思うと、自分に向いてる気がしますね。話すのが好きなので。
育弘)仕事はね、結局誰かの役に立たないとだめなのよ。
あそう)即納のおかげで滞りなく現場が動いています。私も発注の時にミスしてご迷惑をおかけしないようにしないと。
相羽建設との長いお付き合い
あそう)次に、相羽建設との仕事のきっかけを教えてください。
育弘)相羽さんはね、僕が子供の頃からのお付き合いで、会長(相羽建設の創業者)が新潟から親戚を訪ねて東京に来た時から先代と一緒にやっていたね。当時からお世話になりっぱなしで。相羽建設にはね、足向けて寝られないよ。
あそう)私たちも泉屋さんに足向けて寝られないです。
育弘)もう半世紀以上だもんね。その頃から取引のある方はもう数社残ってるくらいかな。
昂)相羽さんが仕事をくださるからやっていけると言う感じですね!(笑)
あそう:本当ですか!私たちも頑張らないと。
仕事のやりがいは?
あそう)次に、お仕事のやりがいというか、楽しいと感じるときはどんな時でしょうか?
育弘)ほとんどのお客さんが無垢材を使わなくなってしまったんで、相羽さんみたいにたくさん使っているところには良い材をと思いますね。材料も自然のものなので良し悪しがあって、問屋さんもいろんなところから仕入れているからね。問屋さんの仕入れる人がベテランじゃないと。顔の広さで良い材をひっぱってこれるか決まるからね。そうやって良い材を入手できた時は嬉しいです。
あそう)人脈があるからこそ良い材が泉屋さんに届くんですね。昂さんのやりがいも教えてください。
昂)うまい経路で現場を回れたときは楽しいですね。
育弘)無駄に2回行ったりすると顔が引き攣って帰ってくる(笑)
こいで)もう地図は頭に入ってるんですか?
昂)東京の西側というか、都内の手前までは大体。近道も覚えられるようになりましたね。
あそう)私たちが現場をお伝えするのに案内図をお渡ししていると思うんですが、あれはあまり関係ないですか?
昂)案内図が無いとたどり着けない時があるんです。番地が変わっていたりするから。2人とも丁寧に書いてくれるから職人さんたちも助かっていると思いますよ。
今後目指す姿
あそう)今後目指す姿や、こういう仕事をしたいなどはありますか?
昂)建材業界は高齢化がすごくて、親父くらいの年代でも市場に行くと“若手”で、俺なんてもう“小僧”くらいな(笑)。本当に周りに俺くらいの年代の後継者がいなくて、他のところの社長さんたちにも可愛がってもらえるんだけどね。
あそう)他の職人さんもみんな「どこが痛い」とか「動かない」って言っていることが多いですね。
育弘)あんまり張り切って「俺は健康だぜ!」っていう人もいないよね(笑)
あとは、これからも良い材料を提供していくことですね。
昂)相羽さんの評判にも関わることなのでね。
あそう)ありがとうございます。
育弘)良い材料だと大工さんもやりやすいと思うんですよ。
昂)素人の方でもわかるような良い材料に。そういうところに少しでも気を配れたらと思いますね。早さも今まで通り、できるだけ早くというところですね。それで、これからも相羽さんに懇意にしていただけたらと!(笑)
あそう)はい!(笑)これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました!
Thank you for the interview