木の家づくり100Taiken

大工の考えるワークショップ

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大工の考えるワークショップ

体験名:
大工の考えるワークショップ
話し手:
相羽建設(株)新築住宅事業部 | 広報
中村 桃子
場 所:
AIBA-Works(相羽建設 加工場)

Taiken

2021年11月6日(土)秋のものづくりフェスタ「手しごと広場」で、相羽建設の社員大工である小林優太さんの考案した、木のなべ敷をつくるワークショップを開催します。

大工の考えるワークショップ

相羽建設には、本社から少し離れた東村山市青葉町に「AIBA-Works」という加工場があります。11月6日(土)秋のものづくりフェスタは相羽建設の4拠点で開催されます。
そのうちの一つ、「手しごと広場」は約2年ぶりにAIBA -Worksで開催されるイベント。歴代行ってきた「子供椅子」「スタッキングボックス」など人気のワークショップに加え、今回新しく登場するのが社員大工の小林優太さんが考案した、「木のなべ敷」をつくるワークショップです。

小林さんの考えるワークショップは、普段仕事をする中での気づきや解決したい問題をテーマにしたもの。
大工の視点ならではの取り組みについて伺いました。

まだまだ使える「端」の材料

小林大工:
社員大工の仲間で、前から商品開発ができたらと話していました。その一環でイベントに向けて大工からの提案ができないかと思いワークショップを考え始めました。

普段家づくりをしている中で、材料の余りや切れ端がたくさん出ます。その中には素材としてまだまだ使えるものも多くあり、何か使い道はないかと考えていました。そこで、ワークショップでは「端材」を活用しようと決めました。

今回の材料は窓枠に使っている栂(つが)という木材の切れ端を利用しています。切れ端からとれる製材してできる材料には制限があるので、その中で家で使ってもらえる手頃な製品にすることに苦労しました。

製材して出た21mm角の栂(つが)の端材。体積で換算すると5割以上が端材になってしまうそう。
製材して出た21mm角の栂(つが)の端材。体積で換算すると5割以上が端材になってしまうそう。

大工の視点で

試作を本社に持って行き、社員の意見をもらい改良する。という工程を繰り返し、コミュニケーションを大切にしながら制作に取り組んでいた印象の小林さん。
「思いつきや妄想みたいなものを気軽に形にして共有できる環境が、社員大工として製品開発する強み。」と語ります。

試作したブックエンド。
試作したブックエンド。
キーフックも試作。マグネットでフックを留める仕様。
キーフックも試作。マグネットでフックを留める仕様。

小林大工:
今後は相羽で家を建てたお客さんが家で使ってもらえるような製品が作れたらいいなと思っています。
最終的には設えになるくらいのもの(テーブル、棚等)ができたら面白いですね。

日々の気づきが学びにつながる

「今回のワークショップの中では比較的簡単に作れる製品なので、小さいお子さんにも体験してほしいです。」
と、小林さん。
端材を使って自分で作ったものを、お母さんに使ってもらえたら、もしかすると、「端っこ」だけどまだ使えるんだ!と何か気づきのある体験となるかもしれません。

仕事をする中で、なんとなく捨てることに違和感を覚えていた端材を、何かに生まれ変わらせることができないか。
そんな気づきから、作って、使って伝わるワークショップが生まれました。

このワークショップのご予約は不要です。当日は小林さんも講師として参加予定となっています。
ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております!

●手しごと広場紹介ページはこちら

端材とはいえ、家屋に使用されるような質の良い材。毎日使うことで、木の経年変化も楽しんでいただける製品に。
端材とはいえ、家屋に使用されるような質の良い材。毎日使うことで、木の経年変化も楽しんでいただける製品に。

話し手プロフィール

小林 優太

相羽建設(株) 社員大工

小林 優太

興味ある人みんなに参加していただきたいです!

中村 桃子

相羽建設(株)新築住宅事業部 | 広報

中村 桃子

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