木の家づくり100Taiken
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第8回「屋根工事&上棟式」|いとう家の家づくり
広報の伊藤の家づくりコラム第8弾
- 体験名:
- 屋根工事・上棟式
- 話し手:
- 広報
伊藤 夕歩 - 場 所:
- いとう家の住宅
- 設 計:
- 小泉誠+Koizumi Studio
- 施 工:
- 相羽建設
Taiken
屋根や下屋ができあがり、どんどん家らしい形になっていく様子をご紹介。
現場との連携で組み上げる「ななめ屋根」
通り沿いから見た時に小屋のように見えるイメージで小泉誠さんがデザインしてくださった、ちょっと変わった斜め屋根の下屋。上棟後、加工場では棟梁の小林優太さんが下屋の屋根の地組みをして、現場監督の渡邉さんと確認作業をされていました。
図面をもとに正確に組み上げつつ、実際の作業時にはほぞ穴の部分は1mmの違いでもきれいに材が組み上がらないのでノミで調整しながら組んでいったこと、下屋部分の屋根には風のふきあがる力がかかるので、その部分に強度がとれるように材の組み方も検討されていることなどを優太さんに教えていただきました。
設計者と現場監督・大工の皆さんの協働があって構造ができていることが分かりすごく感動しました。
後日、現場で実際に屋根の木組が行われました。家の完成後はかくれてしまうのがもったいないくらいの立派な木組みの屋根ができあがりました。
感謝を込めた上棟式
上棟から約1ヶ月後、関係者や親族をお招きした上棟式を行いました。上棟式は無事上棟したことへの感謝と、残りの工事安全を祈願する儀式。この日は四方固めの儀といって家の四隅にお酒・米・塩を撒いた後、餅まきを行いました。
縁起が良いように365個の紅白餅(市内和菓子屋「あかぎ」さんより)と駄菓子を用意し、小泉さんと伊藤夫婦の3人で撒きました。準備を張り切りすぎて少々量が多かったですが(撒き手が途中で息切れ!笑)、息子や近所のお子さんたちが袋いっぱいに餅やお菓子をつめて楽しそうに参加してくれたのが嬉しかったです。
撒くにはだいぶ立派なサイズの餅だったり、拙いながらも施主が式を進行してみたりと、初めてのことなのでいろいろハプニング(笑)もありましたが、一生忘れられない一日となりました!
いとう家の住宅
取材後記
次回、「内装工事にわくわく!」
次回は、断熱材やパッシブエアコン、床板張りや窓枠ベンチの設置など家の中の工事の様子をご紹介します。室内ができあがってくるとともにリアルな暮らしのイメージが膨らみます!