家づくりコラムスタッフのつれづれ家づくり六曜

実に面白い「暦」のハナシ

こんにちは、家づくりガイドの新です。
本日は3/31、東村山は雨の火曜日。今年もアッという間に一年が経ち、私は社会に出てから… 32年目の春を迎えます(驚)!
明日は入社式。新たに二名のスタッフが加わり、新体制の相羽建設がスタートします。どうぞよろしくお願いいたします!!

私自身、相羽建設で迎える春は20年目。前職はSEという全くの異業種からの転職だったので本当に全てが新鮮で、今も色々な事を学ばせてもらっています。
そんな中からちょうど年度替わりのタイミングなので、今回は知っているようで意外と知らない!?「暦」についてのハナシです。

入社した頃の私。左は現在はメンテナンスリフォーム部のリーダー佐々木さん。

六曜

何か大切な節目になるような事の日付を決める時に「縁起が良い日」って、気にされたことがあると思います。
(そもそも「縁起」とは… のフカボリは今回はしませんが、興味のある方はぜひ調べてみてください!)
多くの方がパッと浮かぶのは「大安」ですよね。反対に「仏滅」は避けたいとか、この大安とか仏滅が六曜で、全部で六つの日があります。

縁起が良いとされる順に、

●大安(たいあん)
●友引(ともびき)
●先勝(せんしょう、せんかち、さきかち)
●先負(せんぷ、せんまけ、さきまけ)
●赤口(しゃっこう、せきぐち)
●仏滅(ぶつめつ)

旧暦の1月と7月の1日に先勝を当てて、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に繰り返されます。

ここで、こんな疑問が浮かびませんか。
・旧暦ってなに??今のカレンダーとどう違うの??
・縁起の良い順じゃないんかい!?

まず、旧暦と今のカレンダーの違いは、「ひと月の基準」。

●旧暦(太陰太陽暦)…月の満ち欠けが基準。一年は354日(満ち欠けの周期は約29.5日)
●今のカレンダー:新暦(太陽暦・グレゴリオ暦)…地球の公転が基準。一年は365日

どちらも、宇宙のことがもとになっているのですね~

そして、旧暦から新暦に変わったのはいつかというと、明治5年(1872年)。
(明治維新まわりのハナシになると、またまた色々とありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください~)

日本の近代化という名のもと、世界基準への対応から西洋と同じ暦を採用し外交や貿易を円滑にする等(明治政府の財政難解消もあった!)の目的から新暦への変更を決定。ほぼ西暦(=西洋の暦)1872年に当たる明治5年11月9日に新しい暦に変えます!!ということが発表され、

●明治5年12月2日(1872年12月31日)で太陰太陽暦は廃止
●翌日を明治6年1月1日(1873年1月1日)としました(明治5年12月3日だったのが、一気に翌年の1月1日になった!!)

あわせて定時法に改められ、1日=24時間、午前と午後で時刻を表す12時制が導入されました。

ここで、お気づきの方もいると思いますが、ハイ、その通りです。
この時点で、旧暦で決められていたもともとの六曜からは、思いっきりズレました!!

ちなみに本日2026年3月31日は、旧暦では2026年2月13日。
旧暦で2026年1月1日はいつかと見ていくと… 現代の(ヤヤコシイ)2026年2月17日で、六曜は「先勝」です。
以降、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順にちゃんとなっています。

ということなので、
今のカレンダーでの「大安」は、実は、もともとの考え方や基準日であった旧暦の5月と11月の1日と比べて、日付はまあまあズレている。といったことを知った上で、あとはどこまで気にされるか??ですね。

我が家の地鎮祭の時。六曜が何だったかは、思い出せない…

六曜も縁起が良い日・悪い日と分けられているのではなく「縁起の良い時間帯の長さ」の違いで、

●大安(たいあん)…一日中良い
●友引(ともびき)…午前11時~午後1時が良くない、あとは良い
●先勝(せんしょう、せんかち、さきかち)…午前0時~正午までが良い
●先負(せんぷ、せんまけ、さきまけ)…先勝の逆。正午~夜中の12時までが良い
●赤口(しゃっこう、せきぐち)…午前11時~午後1時が良い、あとは良くない
●仏滅(ぶつめつ)…一日中良くない

とされています。白いところが良いという意味になっています。

ちなみに、世界基準のカレンダー(新暦)に変えたのに、今もカレンダーに六曜が残っているのはなぜかというと…

もともと占いと暦は深い関係にあって、当時は六曜よりもっと複雑なパターンの占いが主流だったのが、
これからの新しい時代に根拠が無いものを信じすぎて外国に後れをとってはならない~ とした時の政府が、
暦に載っていた占いを全て禁止に!!

その結果、全然売れなくなってしまったカレンダー屋さんが、6パターンしかない単純さから人気も無く禁止の対象外だった、
「六曜」を載せたカレンダーを売り出したところ、これがまさかの大ヒット! それが現在まで続いているって、面白いですね。

私たちの建築工事でも節目になる行事や出来事の日程を決めるのに、気にされる方は多いと思います。
今回の「六曜」で言えば、機械的に巡る順番が決まる為、合理的な意味や科学的な根拠はないもの、とはされていて、
もとは中国から入ってきたものとされていますが、正確な起源は不明とも言われています。

他にも「三隣亡」という、普通のカレンダーには載っていない、「建築カレンダー」といったものには載っている暦注があります。
これも諸説様々で、もともと江戸時代には「三輪宝」という書かれていたオメデタイ日だったのが、とある年の暦の編集者が、
「よ」と「あ」を写し間違えて「よし」(良)が「あし」(悪)になってしまい、意味が合うように後から「三隣亡」という造語をつくった説があるくらい、(簡単にデータの修正は出来ない時代!)根拠がハッキリとしないものであったりもします。

というような事がわかっても、やっぱり… という気持ちもまたよくわかります!

ただ、実際には暦以外の部分でも、全体のスケジュールやお客様ご自身の予定、神社の手配や、現場の調整等々…
様々なことがあるのも事実であるかと思いますので、経済合理性だけを優先するのでは無いものの、拘り過ぎて日程がなかなか決まらない… という事にもならないように、柔軟に考えて行けると良いのではという、考え方でおります。

この春から高3と中3に~~

ちなみに、アタラシ家の結婚式は、思いっきりキャンペーンにのっかり真夏に挙げましたが、ちょっとだけ気になって調べてみたら「先負」でした。たしか、午前中から始まったと思いますが、今の所、大きな何かは起きていない… です!

ということで、今回は「暦」についてのハナシでした。
新年度も始まり、家づくりのいろいろなご相談も受付中です~

明日はイングランド戦!日本時間3:45分から。起きるしかない!(写真は2002年のW杯の時、掛川駅前にて)