2020年、私たち相羽建設は創業50年を迎えました。創業者である相羽正が新潟から上京し、木造住宅を建築する工務店を創業し、多摩地域を拠点に職人の手仕事と自然素材・自然エネルギーを活用する家づくりを行なってきました。コロナ禍で予定していた周年行事を2020年には断念をしてきましたが、この度、50周年事業として私たちの拠点である本社事務所をリノベーションすることになりました。
構想から実現まで約2年を要してきましたが、2021年の春に着工し、いよいよこの7月に完成します。
そこで7月20日(火)に、工務店、設計事務所、事業者や行政、プレス関係の皆様に向けて、お披露目の見楽会を開催させていただくことになりました。
●当日は現地見学や、相羽建設と小泉誠さんによるセミナー(現地・オンライン視聴)など複数の参加方法があるため、下記の『Googleフォーム』より、参加予約のほどよろしくお願い申し上げます。
【7/20(火)相羽建設 本社リノベーション見楽会】
参加予約用のGoogleフォームはこちらから
https://forms.gle/1tChmAtEuMmDidhg6
相羽建設の本社事務所は15年ほど前、別の事業者さんが事務所で使っていた建物を中古で購入・改修工事を行って使用してきました。
スタッフが仕事をしたり職人さんとの打合せをするための場所になっていて、家づくりのお客様が来社されるのはご契約の際などに限られますが、「雑然とした事務所」然とした空間で、モデルハウスのあたたかみのある木の空間とのギャップに、お客様から驚かれることもしばしばでした。
2020年からのコロナ禍で働き方や暮らし方が見直される中、工務店としても「自分たちの働く場所をなんとかしたい」という想いが強まり、家具デザイナーの小泉誠さんに相談に乗っていただくことに。
オンラインの打合せで、旧事務所の様子を動画や写真で小泉さんに見ていただいたところ、「これはだいぶひどいですね、、、、」と呆れられてしまいました。
日々に追われて働く環境が乱れていたことを反省しましたが、そのひどい様子が小泉さんに伝わったことで、本社リノベ計画が本格的に動き出していきました(!)
計画中や工事の途中で、小泉さんからはいつも質問をいただきます。
その一つひとつの問いかけが、関わるスタッフの心に強く残っていくことになります。
「事務所のリノベーションは誰のため?」
「事務所の見直しを、スタッフみんなが良い機会にするために、工事の途中で必要なことはなんだと思う?」
相羽建設は、住宅や施設建築、家具製作を行う工務店ですが、小泉さんから問いかけられる質問は、建築のプロとしての知識よりも手前にある、「人としての在り方」や「プロジェクトに向かう際の心意気」という、とても情緒的なものです。
本社リノベーションの目的は、事務所を素敵な空間にすることではなく、大事なのはその途中のプロセスであること。それに気づくことで、プロジェクトに携わるメンバーの考え方や気持ちが前向きに変わったり、仕事や仲間に向き合う姿勢をあらためて見直す機会になっていくように感じます。
家づくりの仕事に携わる私たちが、知らず知らずに固定観念になっていることをあらためて見直させてくれる力が、小泉さんの問いかけや言葉にはあります。
3月から解体工事を行い、3階からリノベーション工事を行なってきました。
6月から7月で1・2階の工事が進められています。
先行して工事が行われた3階には、家具デザイナーの小泉誠さんとKoizumi Studioの皆さんによる計画・設計で「3つの間」が誕生しました。「紙の間」「土の間」「木の間」と名付けられた空間を写真でご覧ください。
●当日は現地見学や、相羽建設と小泉誠さんによるセミナー(現地・オンライン視聴)など複数の参加方法があるため、下記の『Googleフォーム』より、参加予約のほどよろしくお願い申し上げます。
※ページ下部にある普段の申込フォームではなく、Googleフォームをご利用ください※
【7/20(火)相羽建設 本社リノベーション見楽会】
参加予約用のGoogleフォームはこちらから
https://forms.gle/1tChmAtEuMmDidhg6
当日はわたしたちスタッフが担当します!