技術・性能

断熱

HEAT20の提案する水準、G2グレード採用

断熱性能は、HEAT20(一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)の提案する水準で、「G2グレード」を採用。日本を8つの地域に分けた地域区分のうち、弊社の施工地域である「6地域」における「UA値」=0.46以下という仕様です。断熱性能は住み心地や健康に大きな影響を与える、大切な性能です。

HEAT20の提案する水準、G2グレード採用

ZEH

ゼロエネルギーハウスで暮らす

ZEH(ゼッチ=ゼロエネルギーハウス)とは?
ZEHとは、「”実質(正味)"エネルギーがゼロの家」のことを言います。(光熱費ゼロの家ではありません)
家庭で消費するエアコン・急騰・照明等の二次エネルギー消費量を減らすことで、もととなる一次エネルギーを減らすことになります。これからの時代に求められる、心(気持ち)と体(健康)が快適な家づくり、それが「ZEH(ゼッチ=ゼロエネルギーハウス)」です。省エネ・低炭素社会の実現のために、強く進める国の支援策として補助金の対象にもなっています。
相羽建設では、環境問題に家づくりで貢献したい方に、ZEHの在り方や目指すものやZEH本来の意味をお伝えしながら、住まいの性能を整えるポイントや補助金の基準を満たすためのアドバイスをさせていただきます。

ゼロエネルギーハウスで暮らす

「ゼロエネ住宅」実現のために

「ゼロエネ住宅」実現のためには下記順番に住まいの性能を整えていくことがポイントです。

「ゼロエネ住宅」実現のために

OMソーラー

太陽の「熱」や「空気」を使って、家をあたためる

OMソーラーは、太陽の「熱」や「空気」を使って、家を温めたり、お湯をつくることができます。冬は、屋根に降り注ぐ太陽の熱で空気を温め、それを床下に送り、基礎コンクリートに熱を蓄えます。蓄えた熱は、夕方以降ゆっくりと放熱して建物全体を床から温めます。また、OMソーラーシステムが稼働している間は、常に新鮮な外気を室内に取り込んでいます。暖房しながら換気ができるという点も、冬の働きの大きな特徴です。

太陽の「熱」や「空気」を使って、家をあたためる

冬のOMソーラーのしくみ

冬の昼間

冬の昼間

屋根への日射を利用して、集熱パネルで空気を温めます。温まった空気を床下へ送り、蓄熱コンクリートに蓄熱しながら家全体を床から穏やかに床暖房します。外気を暖房に利用するため、常に暖かい新鮮な空気で換気します。

冬の夜

冬の夜

夜間から明け方にかけては、蓄熱コンクリートからゆっくり放熱。居室だけでなく、廊下や脱衣所など部屋間の温度差が少ない居心地のよい室内環境をつくります。

夏のOMソーラーのしくみ

夏の昼間

夏の昼間

屋根で温めた空気を小屋裏から排気します。主に春から秋にかけて、温められた空気を使ってお湯を沸かします。お湯の温度は、約300Lの貯湯槽に貯めた水が、約50℃になります。浴槽にお湯を張ったり、シャワーに使えます。

夏の夜

夏の夜

夜間には、地域にもよりますが放射冷却を利用して、冷めた空気を取り込みます。夜間に窓を閉め切っていながら換気をしています。
※地域により放射冷却の程度は異なります。

室内をもっと快適に

気密性が高く、外気の影響が少ないあたたかな住まい

快適な住まいをつくるため、断熱性能とともに欠かせないのが「気密性」です。気密性とは「どれだけ隙間のない家か」のことです。隙間を可能な限りなくし、気密性を高めることで、室内の空気が外に出にくくなり、暖冷房性能の向上や、エネルギーコストの節約につながります。

建物の熱収支の3要素
建物の熱収支は、「集熱」「蓄熱」「断熱・気密」の3つの要素で出来ています。室内の温熱環境は、この3要素のバランスによって変化します。下のグラフは、建物の建築条件によって、一日の時間経過の中で室温変動にどのように違いが現れるかを模式化した図です。「断熱・気密」を高めた家に「蓄熱」を加えた時、日中の余分な熱は蓄えられ、それを夜に放熱するため、一日の室温の変動幅が縮小されます。蓄熱、つまり熱容量のある家とそうでない家の差は歴然としており、「蓄熱」の重要性がわかります。よく晴れた日中に集熱、蓄熱された熱は、翌朝までほんのりとした温かさを残してくれます。

気密性が高く、外気の影響が少ないあたたかな住まい