お施主様ご夫婦と家づくりについてお話をする中で
「家族がのびのび過ごせる空間が欲しい」
「家族がふれあう動線」
「季節を感じる環境にしたい」
といった⾔葉が印象的でした。
敷地を何度か訪れて、
⽇当たりと開放性が得られる南⻄の⾓が
ポイントになると感じました。
南⻄⾓にしっかりとスペースを確保して、
たっぷり植栽を植え、デッキをつくって、
暮らしの中で⾃然のうつろいを感じられる
「かどにわ」をつくるのがよいと考えました。
1階には家族の集まるスペースを配置して
「かどにわ」とつなげます。
そして1階と、2階を吹き抜けでつなげることで
家全体でお互いの気配が感じれられるます。
「かどにわ」は漢字では
「⾓庭」であり「⾨庭」とも書けます。
⾨(かど)は家族という意味があり、
「家族の庭」、という意味にもなるかと思い
「かどにわハウス」と名前をつけました。
「笑う⾨には(かどにわ)、福来る。」ですね!
しまだ設計室 島田貴史
<1F>
・敷地の南⻄⾓に「かどにわ」を配して、家の中から緑が楽しめるように樹⽊を植えます。かどにわの植栽で、⾵を取り⼊れながら、外部からの視線をコントルールします。
・駐⾞スペースは、⽞関との出⼊りがしやすい北側に配置。
・⽞関には下⾜棚の他、収納棚、クロークなど収納をしっかり確保しています。
・⽞関から近い位置にキッチンを配置しているので、買い物やゴミ出しも⽐較的楽に⾏えます。
・キッチンは⼀段⾼さを下げて、ダイニングに座った家族とちょうどいい⾼さ関係で対⾯できるようにしています。
・キッチンに⽴つとダイニング、テラスデッキ越しに、庭の緑が楽しめます。
・ダイニングはカンター形式ですが、配置を組み替えることで通常のダイニングテーブルとしても使⽤可能です。
・ダイニングの上部は吹き抜けになっていて、⾼い位置から光を取り⼊れます。2階にいる家族の様⼦も感じられます。
・リビングにはペレットストーブを配置しています。リビング南側の窓は⾼い位置に設置して、外部の視線を遮りながら、⾵や光を取り込み、植栽の緑が楽しめるようにしています。
・キッチンのすぐ横にスタディスペースを設けています。特にお⼦さんが⼩さい間は、家事をしながら明⽇の準備や勉強の⾯倒を⾒ることができます。
・洗⾯脱⾐室と浴室は敷地の北側に配置しています。北側のお家は南側に⼤きな窓があるため、窓は東⻄⽅向に確保しています。
<2F>
・階段を上がって正⾯の3畳の和室です。普段は室内⼲しをしたり、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりと家事室として使います。お客さん⼀⼈であれば、布団を敷いて宿泊も可能です。(布団は⼩屋裏に収納)
・ご夫婦の寝室は北側に配置しています。8畳サイズの部屋に2間の幅のクローゼットを設けています。
・⼦ども室はお⼦さんが⼩さい間は6畳間として使って、個室が必要になった時に家具などで仕切る考えです。天井が⾼いので、⾼床のベッドにして下部を収納、デスクスペースとして使えます。
・⼩屋裏収納は6畳程度のスペースで、季節もの、スーツケースキャンプ⽤品などたっぷり収納出来ます。
かどにわハウス
■木造住宅2階建て(在来工法)
■敷地面積108.74平米(32.95坪)
■延床面積86.92平米(26.34坪)
■耐震等級:3
■仕上:外壁・・・左官壁、スギ板張り、ガルバリウム鋼板 / 内装壁・・・薩摩中霧島壁・紙クロス / 床・・・杉板
■設備:ペレットストーブ
■担当大工:高橋 営業:新 監督:渡邊
当日はわたしたちスタッフが担当します!