16歳から建築の道を目指したという佐久間さん。
大工になったキッカケは、佐久間さんが小学校3~4年生の頃のお話。
当時、実家の母屋とトイレが別々の場所にあったため、移動の便利さを考えて、母屋にトイレを取り付けることになりました。
工事のために大工さんがやって来ると、みるみるうちにトイレが完成!それを見ていた母が「魔法みたい!」と言ってすごく喜んでいて、その姿が忘れられなかったそうです。
「大工さんって凄いなぁって感動して、それがキッカケだったよ。」と佐久間さん。
そんな素敵なキッカケがあったなんて、心がほっこりしますね!
最初は、ずっとお兄さんと一緒に建築関係のお仕事をしていたそうです。けれど「このままでいいのかな?」と思い、大手の建築会社に入り、内装のお仕事をしたこともあったとか。
でもやっぱり、やりたいのは「建て方」!ということで今の大工のお仕事を始めました。
お仕事で意識していることは?とお聞きすると、「自分の納得できる、しっかりとした仕事をすること!そうすればお客さんやスタッフにきちんとした説明ができるからね。」と、佐久間さん。
「仕事仲間みんなでお互いをカバーしあえるようにしていきたいよ。」というまっすぐな言葉に元気づけられます。
とっても気さくで優しい、佐久間大工さん。
佐久間 實(さくま みのる)
職人歴:48年
好きな食べもの:魚類。好き嫌い無し、なんでも食べます。
趣味:映画。音楽。喫茶店通い。