小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

季節庭造り植物

補色

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赤い実が多いのは、緑色の葉が多い自然の中で赤色は補色関係になってよく目立つから。
鳥の目は人間の色覚に近くて、ウシやイヌは色覚が違って赤い色はほとんど見えないのだそう。
種子散布戦略を鳥に託した赤い実ですが、赤色には補色だけではない生物の繁殖に関わる視覚的役割があるようです。
 
つむじでは、アロニアの実が目立ってきました。
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春の白花と、秋の実成りから紅葉もよく、今年の夏のような暑さにも強く、最近は好んで使っている落葉低木です。

▼ハナミズキ 9月23日
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▼ハナミズキ 10月21日
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ハナミズキは紅葉が始まって、赤い実と補色ではなく同色になってきました。
だからかどうか、、一ヶ月以上真っ赤な実が減らずに残っています。
 
同じ頃に熟していたアオハダの実は、葉がうっすらと黄葉する程度だからか?
あっという間に実は無くなっていったのですが。
▼アオハダ 9月23日
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小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。