小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

庭造り植物

つむじのタマスダレ

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水仙のように細い葉茎が連なる様子を簾に、蕾か花を玉飾りに見立てて「玉簾」。
和風のお屋敷の丁寧に作られた垣根の元に、キレイに整列して咲いている姿を見かけたりすると、なるほどなぁ・・と、思います。
そんな名前と然とした姿から和風のしばりを解けずにいましたが、実は南米ペルー原産。日本に園芸植物として導入されたのは明治の初期との事。
よくよく見れば南米の神秘的な輝き。!?

花期は真夏から晩夏。ひと花の命は数日ですが、次々に咲くので長い期間楽しめます。
土質も選ばず乾燥にも多湿にも適応し、日当りを好みますが比較的日陰にも強く、暖地では常緑する丈夫で育てやすいグランドカバー。

▼7月24日 咲き始め

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▼9月5日 盛り。夏の終りの光が似合います。

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(人物撮影:相羽建設広報部)

小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。