造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。
陽だまりの水鉢

ただいま造園中の相羽建設設計施工・青梅の家
南を中心に広がる庭に、青梅市風致地区の緑化基準を満たしつつ新たに生まれる風景の骨格になる木々を植栽して、ウッドデッキ周辺のコアになるエリアに石の景を施して、残る大きな余白は住まい手さんが暮らしながら手を加えて楽しんでいただく、という造園計画。


野鳥を呼ぶ目的もあって、さほど大きくはない伊勢御影の水鉢を焦点にした景色をつくりました。
ふだんは日陰がちなところに入れて、アセビを寄せたりセキショウを添わせたりして水辺の印象を作ろうとすることが多いのですが、

陽当たりの良すぎるこのシチュエーションでは、暑さ乾燥にも強いサツキツツジに包まれるような水鉢のある景色を考えました。
性質の強さもあって公園や公共空間への植栽も多いサツキ、その自生地は渓流沿いの岩場のようなところのようです。乾燥にも増水にも強い、むしろ好む。ヒラドツツジなどに比べてサツキの葉が細く小さいのは増水時に流されないように、という話も。

いつもお世話になっています造園の材料屋さんで見かけた、水穴を包むように育っていたサツキを見て選んだ組合せ。
花の季節はオマケのようなもので、陽だまりで元気に密生する常緑の小さな葉たちと石と水と集まる生き物たちが、一年を通して安らぎとときめきを生み出してくれれば何よりです。
ひいては、野鳥がより自然の水辺と感じて気楽に立ち寄ってくれれば大成功です。

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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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