小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

季節植物

庭のミツバの楽しみ方

庭のミツバの楽しみ方が上手くなりました。

今年の夏の成果のひとつ。

東が玄関で南に主庭があるアトリエで、ミツバが広がっているのは北の日陰と西の隣家との狭間の路地。
フキとミョウガの収穫と草取りの用以外では日常的には立ち入らないエリアで、ミツバもこぼれ種でよく増えているものの収穫もされず、無駄に広がっていたのが例年でしたが、
今年は室内で楽しむことを覚えました。

「道草の器」と名付けた自作の花器。
道端に生えるスズメノカタビラ、小さめのエノコログサ、イヌタデなんかを、根ごとちょこっと抜いて無造作に入れて楽しむためにつくった器です。
初夏の頃だったか、これに何かを活けようと思い立って近くを散歩してエノコログサを一掴みの他に成果がなく戻ったアトリエで、ミツバでいいか、と今更思いついて入れてみたら、やさしい薄緑色の三つ葉とかろやかな姿と、逆光を透す薄い葉とで、室内に庭のようなゆらぎと光を見せてくれます。

そもそも水耕栽培で育つミツバ。
根ごと入れてるので日持ちはするし、庭のなので道端のより衛生的に多少安心だし、秋の頃まで若葉があるのは知ってるし、いいことだらけの庭のミツバの有効活用でした。

2017年10月8日:こぼれ種からグランドカバーのように広がります

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KOBAYASHI KENJI ATELIER
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小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。