小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

庭造り植物

ハマヒサカキ

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私の植物の好み的に、東の大関、西の大関ぐらいに位置する…クロモジ(写真右手)とヒュウガミズキ(左手)、楚々とした枝葉の二本の落葉樹を従えて、今日の主役は真中に映る濃い緑葉のどうってことない姿のハマヒサカキ。
神社に植わってる神様に捧げる木「サカキ」。サカキに似てるけどサカキに非ずで「ヒサカキ」。そのヒサカキの仲間で海岸近くに自生が多いので「ハマヒサカキ」。
潮害、大気汚染にも強いそうで、乾燥にも日陰にも耐え、成長はやや遅く、環境の悪い場所であまり手間をかけたくない植込みに使われる事も多いです。
シルバー色の柱の足下をさりげなく隠そうと、気の効いた枝振りの常緑を探して見つけたにすぎない低木ですが、立ち姿の美しい木ばかり植えても庭は落ち着かないもので、こういうどうってことのない木が案外一年の風景の中では重要な存在にもなると思います。
実は冬に向って黒紫色に熟して、ハマヒサカキもヒサカキも冬鳥をたくさん呼んでくれます。
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今日、もうひとつ輝いて見えたのはアプローチと芝地の境界に、やはりさりげなく植えたマメツゲ。
名脇役たちに目が向くのは、季節の変わり目だからに違いない。
▼マメツゲの話しは、またいずれ
mametsuge

 
小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。