小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

季節庭造り植物

アロニア(セイヨウカマツカ)

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アロニア属には、実が熟すと赤くなるものと黒くなるものと、この2つの交雑種の3種があり、黒実のアロニアは「ブラックチョークベリー」と呼ばれて健康食品として注目を集めているとか。つむじに植えた赤実の品種はどちらかというと観賞用。
日本の山野に自生するカマツカの近縁種で北米原産の落葉低木。春の白花は楚々として可愛く、株立ち状に伸びる枝葉も健やかで美しく、秋は紅葉と実成りで楽しませてくれます。
日当りを好むようですが、3ヶ所にこれを植えました。日照条件が良すぎる「3階建て木造ドミノ住宅」の玄関前と、半日以上は日が当たる「舎庫」の庭と、黒い塀に囲われた日陰になりがちなドミノの中庭。日陰だと実付きは少なくなりますが楚々とした姿で育っています。和風の庭にも洋風の庭にも似合い、成長はゆっくりで扱いやすいお薦めの低木のひとつ。
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▲植える場所で印象は変りますが、どれもいい。
▼春の白花(2016.04.18)
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小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。