小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

季節庭造り植物

ユキヤナギ

yukiyanagi
ユキヤナギのキリリとした白色は、桜が開花する前のソワソワしてくる季節、3月によく似合います。花に続いてでてくる薄緑葉は清々しく、続いてでてくるみずみずしいアブラムシたちが余計だな、と思いつつも、夏の姿もよろしく、秋の黄葉、ときに紅葉する微妙な色合いも静かな秋の庭で効いています。

「つむじ」にあるような背の高さを越える大株に育てるのもいいですし、毎年花後に切り戻して小さく脇役として育てることもできます。もうひとつ、ユキヤナギが有り難いのは日照条件への拘りが少なく、日向にあれば日向ならではの朗らかな趣をつくり、日陰にあっても楚々とした風情で、花も紅葉も見せて、暗い日陰を明るく彩ってくれるところ。
下の写真は私のアトリエの北の壁際。コンテナ(自転車のカゴ)に入れて7年ぐらい水やり以外は放ったらかしですが、そんな住処も、こんな居場所も嫌がらず、私と道行く人を楽しませてくれています。
ありがとうございます。
yukiyanagi02

小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。