小林賢二の庭百景

造園家 小林賢二さんによる、
四季折々の植物をご紹介する
スペシャルブログです。

季節庭造り植物

アカカタバミ

akakatabami
日溜まりの雑草(野草)。春のうちは、まだ可愛いです。
赤い葉がカラーリーフプランツとして効いているのはアカカタバミ。緑葉のカタバミと並んで生えてきました。
右下の黄花に寄って来たのはシジミチョウ(ヤマトシジミ)、幼虫がカタバミを食草とし、夏にもなれば多数飛び交うシジミチョウを楽しめます。しかしながら、限られた庭空間でカタバミの増殖を許すわけにもいきません。とはいえ、草木に集まる生き物を見ていると除草剤とか殺虫剤とか、なるべく使いたくないな、とも思います。なにより、そんな事をいろいろ考える時間が生まれる事が、庭と向き合う一番の良いところかもしれません。

こちらはトキワハゼ
tokiwahaze

こちらはアトリエの庭のオオイヌノフグリ
inuno1

人間の意図せぬところで作られる石と植物の楽しい響宴。こんな風景を作ろうと思っても作れない、なんともいえない情緒があります。自然の振る舞いにはかなわないのですが、なんとかこんなやわらかい味が出せないかと、明日からまた、現場と向き合います。

小林 賢二

小林 賢二
造園家

ランドスケープデザインや環境アート、彫刻、陶芸など、街や生活空間にさまざまな風景を生み出している。1964 長野県上田市生まれ。1986 明治大学工学部建築学科(神代研究室)卒業。1989 桑沢デザイン研究所スペースデザイン科卒業。 剣持デザイン研究所、苑環境計画 勤務。1993 小林賢二アトリエ設立。