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【受賞】JID AWARD 2022プロダクト部門賞を受賞しました

2023
01.01
【受賞】JID AWARD 2022プロダクト部門賞を受賞しました

日本インテリアデザイナー協会主催のJID AWARD 2022でプロダクト部門賞を受賞しました。

*11月23日(水)〜12月6日(火)まで、リビングデザインセンターOZONE 6階 ロードサイドスクエアにて「JID AWARD 2022受賞作品展」も開催されます。

思い出ベンチ
恩多みんなのベンチ設置委員会
東村山市 相羽建設 小泉 誠(Koizumi Studio)

地域の人が使う家具を地域の材でつくる。地域住民の想いを込めた、公園の伐採樹木活用ベンチプロジェクト。

まちの公共の場として公園の価値が見直される中、東京都東村山市では、地域住民やボランティア団体、工務店や行政が連携して水車苑の水車や建築の復活が実現しました。
メンバーの対話が重ねられる中、公園のベンチの素材に市内公園の伐採樹木を活用し、地元有志の寄付による「思い出ベンチ」づくりプロジェクトが発足。

デザイナーと工務店がデザイン・製作を担い、地域の人も試作や改善に一緒に参加してベンチが完成しました。

 

「く」の字と「I」の字のベンチ | 水車側と背後の用水路側を両方眺められるベンチは、 コミュニケーションの形としての「く」の字と「I」の字形の設計。
「く」の字と「I」の字のベンチ | 水車側と背後の用水路側を両方眺められるベンチは、 コミュニケーションの形としての「く」の字と「I」の字形の設計。
「く」の字の要にテーブルを設置。
「く」の字の要にテーブルを設置。
木陰の公園ベンチ | 座った瞬間に、どっぷりとソファーのような印象の座り心地を目指した公園ベンチ。
木陰の公園ベンチ | 座った瞬間に、どっぷりとソファーのような印象の座り心地を目指した公園ベンチ。
背の上にはビールや本を置くことができます。
背の上にはビールや本を置くことができます。

思い出ベンチができるまで

1.伐採樹木の活用 | 市内の公園で伐採された広葉樹を新木場で製材、 乾燥までの処理を行いました。
1.伐採樹木の活用 | 市内の公園で伐採された広葉樹を新木場で製材、 乾燥までの処理を行いました。
2.市民対話 | 公園の価値が見直される中で、どんな公園なのか、誰が使うか、どう過ごしたいか、地域の人と対話を重ねました。
2.市民対話 | 公園の価値が見直される中で、どんな公園なのか、誰が使うか、どう過ごしたいか、地域の人と対話を重ねました。
3.地域の名所が復活 | 水車小屋の改修に向け対話を重ねる中で生まれた思い出ベンチ。コミュニケーションの場として多くの人に愛用されています。
3.地域の名所が復活 | 水車小屋の改修に向け対話を重ねる中で生まれた思い出ベンチ。コミュニケーションの場として多くの人に愛用されています。
4.試作を市民と共有 | 試作で角度や高さを検証。地域の人と一緒に何度も試して心地良さにこだわりました。
4.試作を市民と共有 | 試作で角度や高さを検証。地域の人と一緒に何度も試して心地良さにこだわりました。
5.みんなでつくる | 木の塗装にも、地域の人が参加。つくることに携わる中で家具への愛着が深まります。
5.みんなでつくる | 木の塗装にも、地域の人が参加。つくることに携わる中で家具への愛着が深まります。
6.職人と連携 | ベースとなる金物は設置場所に合わせて金物を組み合わせる ことでベンチのサイズやレイアウトを変えることができます。
6.職人と連携 | ベースとなる金物は設置場所に合わせて金物を組み合わせる ことでベンチのサイズやレイアウトを変えることができます。
7.証を記す | ベンチの裏に寄付者の名前を入れることで大切に使ってほしいという想いが込められています。
7.証を記す | ベンチの裏に寄付者の名前を入れることで大切に使ってほしいという想いが込められています。

設置費用は自治会内で地域住民の寄付を募り、回覧板や口コミでの声かけで100を超える個人・法人から資金が提供されました。

公園の伐採樹木を活用したプロジェクトは、ベンチをつくるとともに地域の想いを再生する事業となりました。地域の行政、人、資金、デザイナー、工務店が力を合わせて出来上がったベンチは地域に愛される、居心地の良い場所になっています。ぜひ現地を訪れて、実際に居心地、座り心地を体感してみてください。

ベンチの設置場所:恩多野火止水車苑・恩多稲荷児童遊園|東京都東村山市

JID AWARD2022 表彰式が開催されました
JID AWARD2022 表彰式が開催されました
トロフィーと展示中のパネルを囲んで
トロフィーと展示中のパネルを囲んで

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相羽建設株式会社 広報部(担当:伊藤・吉川)
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