時と季節と居場所が移ろう家


お子様の成長した後ろ姿と、緑が青々と茂った様子に、時の『うつろい』を感じます。ご主人が大切に育てているバラは目を奪われる美しさ。日々表情をかえる草木たちを存分に愉しめるアプローチです。
「家のなかに居場所を散りばめたい」
家づくりの希望として島田さんに伝えたのは「家のなかに居場所を散りばめたい」ということ。晴れた休日は外に出かけるということが多いので、「雨の日に家で過ごす時、飽きない家がいい」という思いがあったそうです。

そのコンセプト通り、2階には緑の間、光の間、炎の間、と名付けられた3つの間が設けられています。全体が緩やかに繋がりながら、それぞれの光の量や天井の広がりが違うことで、間を跨ぐと全く違う雰囲気に。同じフロアにいながら気分ややりたいことによって、家族それぞれが居場所を『うつろい』過ごせるような空間になっています。

「炎の間で子どもがゲームをしてるときに、緑の間で音楽をかけていても、お互いそんなに気にならないんです。あと、喧嘩したり機嫌が悪い時にも居場所がたくさんあって良いですよ」と笑いながら話すN様ご夫婦。
”絶妙な距離感が心地いい”。仲良し家族だからこそ、そのプランが活きる『うつろいハウス』です



映画、音楽、写真 夫婦の趣味が彩る家
映画、音楽、写真・・・と共通の趣味がたくさんのN様ご夫婦。この家を表すような優しい音楽がレコードプレイヤーから流れ、ご主人が撮影した写真が空間を鮮やかに彩ります。


荷物置き場にしがちの天井高が低い小屋裏も、子供が寝てから夫婦水入らずで映画を楽しむ場所に。生活している中で3階に上がることは少ないので、特別感があるとのことです。

「時と季節のうつろいを映し出す庭」
「もともと園芸が大好きだった訳ではないんですが」と語るご主人ですが、多趣味&持ち前の探究心によって、見事なお庭を作り上げています。特に手をかけているのは約20種ものバラ。取材時の5月初旬にちょうど見頃を迎えたバラの気品のある美しさ、芳しさに、アプローチで何度も足を止めて見入ってしまいました。



「N様の家づくりに対する想いは人一倍で、”建主さんの想いを掘り起こして設計する”という設計スタイルを改めて考えるきっかけになりました」と設計の島田さん。ご夫婦のこだわりが行き届いた家や庭が、時の『うつろい』とともにどのように味わいを増していくのか、私たちも楽しみです。
竣工写真:西川公朗
取材後記
N様、島田様、取材協力誠にありがとうございました!(広報:猪股)











