100人の言葉100People
つくる人
海の素材をもう一度生まれ変わらせ、キラリと光る作品をつくる
つむじのヒトvol.7
- 話し手:
- Lagoon
小野寺理英子さん - 建物名:
- モデルハウスつむじ
- 場 所:
- つむじ市
People
「手仕事」と「食」をテーマに地域の人と文化が出会い、豊かな交流が生まれる場「つむじ」。イベントや交流を通してつむじを支えてくれている人をご紹介します。
海の素材を使った作品
海の素材を使ってアクセサリーや小物をつくるLagoonの小野寺理英子さん。つむじ市をはじめとするあいばのイベントには長くに渡りご参加いただいています。
いつもは敷地内の『舎庫』で出店していただくことが多いなか、12月のつむじ市では2階のスペースで作品の販売とワークショップを開催。ものづくりが好きという小さなお客様も、キラキラ光る素材でツリーを熱心につくっていました。
小野寺さんが貝やシーグラス、海で拾う素材を使ってものづくりを始めたのは、ご家族で楽しむというサーフィンがきっかけ。「主人が波乗りしている間、子どもと一緒に貝やシーグラスを拾っていました。中にはペットボトルのキャップもありますが、そういった廃素材を生まれ変わらせることで、手に取ってくれた方の環境に対する意識を変えるきっかけになったらと思っています」と小野寺さん。
販売しているアクセサリーの中には、ペットボトルキャップを溶かしてレジンで固めたカラフルなキーホルダーや、パーツで廃材を使ったピアスも。今回は季節に合わせてツリーのワークショップでしたが、海の素材や廃材という共通項のもと、いつもバラエティ豊かなワークショップを考案されています。
少し前に病気で入退院を繰り返していた際にも、素材に手を加えることでもう一度新たな作品に生まれ変わらせるご自身のやってきたことを振り返り、パワーが出たといいます。
「お客様とお話ししていると遠くから毎月来ているという方もいて。私もこの場所が好きなんです」とつむじ市への想いもお話しいただきました。
話し手プロフィール
海を想うアクセサリー・Lagoon
小野寺 理英子(おのでら りえこ)
海岸散策をしながら貝殻やビーチグラス、陶器やマイクロプラスチック等を拾い集めて、海を想う、人にも地球にやさしいアクセサリーを制作しています(パーツはサージカルステンレス使用)