木の家づくり100Taiken
つくる
第12回 家を彩る外構・植栽工事|いとう家の家づくり
広報の伊藤の家づくりコラム第12弾
- 体験名:
- 外構・植栽工事
- 話し手:
- 広報
伊藤 夕歩 - 場 所:
- いとう家の住宅
- 設 計:
- 小泉誠+Koizumi Studio
- 施 工:
- 相羽建設
Taiken
工事も終盤!最後は外観の仕上げとなる外構工事と植栽工事がはじまりました。
心地良く過ごせる「外部の居場所づくり」
いとう家には内部だけでなく外部にも心地良く過ごせる居場所が随所に計画されています。その一つが6帖ほどの広さの北側ウッドデッキ。耐久性の高いレッドシダーの材を大工さんが張り、仕上げとして外壁の雰囲気に合わせたグレーの色を塗装屋さんに塗っていただきました。近隣の住まいにも配慮してお互いの視線が気にならない高さの木塀も設けられ、ちょっとしたプライベートスペースが完成しました。
南側では外構屋さんによる駐車場の工事。テトラポッドのような下地にワクワク!水捌けをよくするために地面を少し傾斜させています。
外構工事と合わせて水道屋さんによる駐車場の水道元栓や食洗機の設置なども行われ、生活になくてはならない大事な部分ができあがりました。
大小様々な石と植栽が織りなす庭
造園家の小林賢二さんによる2日間の植栽工事。石と植栽がトラックで運ばれてきました。形も大きさも様々な石の中で特に目を引くのが、玄関前と車止めに置かれた錆色がきれいな美富石。僕の出身が長野県御代田町なのですが、小林さんから「この美富石とアプローチの相木石は御代田近くの相木村という場所でとれた石なんですよ」とのお話があり、生まれ故郷の長野県の石が自宅に使われることに心温まりました!
駐車場には伊勢砂利が敷かれ、丸い玉石の場所に軒先から雨水が滴り落ちていきます。縁側下に大小の砂利のグラデーションもつくられていました。「砂利は撒くんじゃなくて“置く”んだよ」という小林さんの言葉も印象的で、石の一つひとつに愛着を感じます。
庭には家族がリクエストした「ヤツデ」「コミカン」「ブルーベリー」をはじめ、四季の移り変わりを楽しめる植栽を植えていただきました。木肌の模様が特徴的であったり季節によって葉や実が色づいたり、一年を通して飽きのこない庭になりました。
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【ルームツアー】心地よく暮らし、仕事ができる「くらしごと」。家具デザイナー小泉誠さんが手がける25坪の住まい
広報スタッフ伊藤・吉川の完成したばかりの自宅をご紹介します!
「四季や時間の移ろい、自然の光や風を感じられる人間らしい暮らし」「家で働ける居場所」など、伊藤家の要望から生まれた家具デザイナー小泉誠さんのプラン。生活に必須な収納・水まわりの工夫はもちろん、家族みんなで過ごせる居間を中心に、心地よい居場所が点在しています。美しい空間をつくる照明計画や家具・建具のデザインも見どころです。庭には四季や食を楽しめる植栽や大小様々な石が豊かな外部空間をつくり出します。
【 いとう家の住宅 建築概要 】
設 計…小泉誠+Koizumi Studio
施 工…相羽建設株式会社
写 真:Nacása & Partners Inc.
いとう家の住宅
取材後記
次回、「ついに建物完成!!」
いよいよ次回は家づくりコラム最終回となります。「コラム読んでますよ〜!」とお声がけくださった方もいらっしゃり本当に嬉しく思います。完成した住まいの様子を是非お楽しみに。